長坂蛾庭

2022年5月3日

ヤマトヨダンハムシ

カテゴリー: 1.自然観察, コウチュウ目, — Hepota2 @ 20:00

先日アオナシ(かヤマナシ)の木に見慣れない甲虫が付いているのを見つけました。

最初でっかいテントウムシ(?)と思ったのですが、よく見るとハムシっぽいです。そこでハムシハンドブックで調べてみたところヤマトヨダンハムシというのが見つかりました。ホストはアオナシかヤマナシとあるのでビンゴみたいです。

分布は長野、山梨、群馬となっており、これはアオナシの分布とほぼ同じなので、もともとアオナシをホストとしていたのかもしれません。ヤマナシにもつくのか、あるいは記録した人がアオナシをヤマナシと間違えたのかは気になるところです。

アオナシかヤマナシかは実を見ればわかるようなので、実が生る頃にもう一度この場所を訪れるつもりです。

2019年5月16日

テントウノミハムシ?

カテゴリー: 1.自然観察, コウチュウ目, — Hepota2 @ 19:00

イボタの葉にノミハムシっぽいやつがいました。

北隆館の大図鑑で調べると、テントウノミハムシ Argopistes biplagiatus の品種 f. undecimmaculata に似ています。

採ってきて調べたのですが、やはりよくわかりません。体長は約3.9mmです。

とりあえず保留。

下の写真は、葉っぱに潜り始めた同種の幼虫だろうと思います。

2017年9月15日

クシヒゲニセクビボソムシ

カテゴリー: 1.自然観察, コウチュウ目, — Hepota2 @ 20:20

昨日、ホオノキの葉裏で見つけました。立派な触角を持つ甲虫です。


■ クシヒゲニセクビボソムシ

図鑑をパラパラめくってもわからず、ネットで「クシヒゲ」で検索して見つけました。ニセクビボソムシ科の中で本種の♂だけがこの特徴的な触角をもつそうです。

この触角、コンパクトに畳んでいたように見えたのですがどうだったのか。機会があれば動画で撮影してみたいです。

2017年6月8日

セモンジンガサハムシの卵寄生蜂 タマゴコバチ科 ?Trichogramma sp.

カテゴリー: 1.自然観察, コウチュウ目, ハチ目, — Hepota2 @ 00:10

2週間ほど前、桜の葉をめくったところセモンジンガサハムシの卵に寄生蜂が止まっているのを発見しました。撮影するためカメラに持ち替えたのですが、逃げられてしまいました。

その時の写真です。

その後気になったので持ち帰っておいたところ、ハチが出ているを見つけて調べていたのですが、脱出痕はなく、別のハチが混じっていたようです。調べるときに卵の殻を破ってしまいました。すると中に、ハチの蛹っぽいものがいっぱい。

そして2日ほど前に寄生蜂が出ているのを発見しました。小さい上に動き回っていたのでピントを合わせられませんでしたが、生きている写真はこれしかないので載せておきます。

冷凍ジメして撮影してみました。

少し調べてみましたが、まったく手がかりがなく、よくわかりませんでした。

タマゴクロバチでしょうか?
情報お待ちしています。

2017年6月9日追記

ツイッターでkenさんから、後脚の附節が3節なのはタマゴコバチ科という情報をいただき調べていたところ、高木氏のタマゴコバチ科の検索表を見つけたので、チャレンジしてみました。コナジラミよりかなり簡単な手順でスライド標本を作りました。ちょっとKOHに漬けすぎたかもしれません。マウントをもっと丁寧に行うべきでした。オスの触角がよくわからない状態になってしまいました。

1枚目がメス、2枚目がオスです。

メスの触角のアップです。およびメスの前翅のアップです。棍棒状節は1節、繋節は2節です。環状節の英語は北隆館の大図鑑では”ring joint”となってましたが、検索してもみつからず、”anellus”になっていたのそのようにしました。

Rs1はインドのサイトを参考にしました。

高木氏の寄生蜂の見分け方に従って調べます。

タマゴコバチ(属までの検索)
体は扁平ではない
前翅は基部から広がる
触角は梗節、柄節を除いて3節以上
 ※4節以上の間違いと判断しました。
 ※環状節を含んで4節と考えました。
触角の棍棒状部は5節以下
前縁脈は翅の前縁に達する
前翅の表面にはまばらに刺毛があり、列をなす
触角の棍棒状部は1節
繋節は明瞭に分かれている
前縁脈はスム−スに枝脈に移行する 明らかな翅毛列がある
前翅には翅毛列Rs1がある

ということでTrichogramma属に落ちましたが…

九大の目録検索で調べると、日本では6種ほど記録がありました。
ズイムシアカタマゴバチ T. japonicum Ashmead, 1904
アゲハタマゴバチ T. papilionis Nagarkatti, 1974 (*)
ヨトウタマゴバチ T. evanescens Westwood, 1833 (*)
ズイムシキイロタマゴバチ T. chilonis Ishii, 1941
キイロタマゴバチ T. dendrolimi Matsumura, 1926 (*)
メアカタマゴバチ T. australicum Girault, 1912
(*)の学名はNHMのサイトに合わせました。

主に鱗翅目の卵に寄生するようですが、NHMのコバチデーターベースで調べると、カメノコハムシ属でも記録があるようです。

画像検索すると似たようなのが見つかりますし、おそらくTrichogrammaということにしておこうと思います。

疲れた。

2017年6月4日

クロトサカシバンムシ

カテゴリー: 1.自然観察, コウチュウ目, — Hepota2 @ 23:11

先日、近所の神社で撮影しました。

ヒメヤシャブシの葉裏にいた甲虫です。

ゾウムシかと思ったのですがツイッターでトサカシバンムシの仲間ではと教えてもらい調べたところ、クロトサカシバンムシで良さそうに思いました。所有している北隆館の大図鑑には載っていないのですがネット上の写真とかを参考にして判断しました。保育社の甲虫図鑑には載っているようです。

前胸背板が盛り上がっているので、「トサカ」の名前がつけられたんでしょうね。

後日、桜の葉裏でも見かけました。幼虫は朽木を食うらしいのですが、成虫は何を食べるんでしょうね。

2014年11月29日

ハネカクシの仲間

カテゴリー: 1.自然観察, コウチュウ目, — Hepota2 @ 00:08

普通だと甲虫は無視するんですが、最近どこかのブログで珍しい種類のハネカクシがいるというのを見た記憶があって何となく採ってきてしまいました。
体長1.3mmぐらいです。動き回るのでうまく撮れませんでした。

おちゃたてむしさんの、ヒメハダニカブリケシハネカクシと似てますがちょっと違うかな?

2014年2月2日

マダラチビコメツキ(madarachibikometuki)

カテゴリー: 1.自然観察, コウチュウ目, 畑の虫, — Hepota2 @ 17:23

今日はずいぶん暖かかったです。
こちらでも11°Cまで気温が上がったようです。

私は畑を少し観察してきました。

去年、畑の中に小さな土の山(高さ60cmぐらい)を作りました。

土の塊が沢山ありました。

この土のかたまりを裏返すと、まるい小さな土の粒が集まっており、沢山の通路があります。いろんな虫たちの巣になっているようです。

写真の虫が沢山いました。

マダラチビコメツキのようです。
体長4.2mm。
変異に富み、茶色いのから真っ黒いものまでいるそうです。
イネ科、マメ科植物を食べるそうです。

2013年8月10日

暑いですね

カテゴリー: 1.自然観察, コウチュウ目, 大深沢川遊歩道, — Hepota2 @ 23:17

大深沢川遊歩道を歩いてきました。
暑かったです。
今日はこちらも35℃まで気温が上がったようです。
まぁ明け方になると22℃くらいまで温度が下がるようなので、だいぶ過ごしやすいですが。

気になっていたコナジラミがいくつか出てました。
これから標本を作ります。

ボタンヅルの花が咲いており、いいにおいがしていました。
カメノコハムシの幼虫がいました。
ボタンヅルにいたので、コガタカメノコハムシだと思います。

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