長坂蛾庭

2019年9月12日

ヤナギシントメハナガタフシ

カテゴリー: 1.自然観察, タマバエえい, 植物, 虫えい — Hepota2 @ 21:00

野辺山です。

イヌコリヤナギの枝の先端に花のようなものを見つけました。虫えいです!!


■ヤナギシントメハナガタフシ

ヤナギシントメハナガタフシだと思います。タマバエによるものらしいです。

ヤナギのバラと呼ばれているとか。英語では willow rosette gall で検索すると似たようなのが出てきます。

ネットではもっとバラの花っぽいものが見られますが、もう少し成長するのかもしれません。しばらくしたら再訪してみたいと思います。

サワフタギハフクレフシ?

カテゴリー: 1.自然観察, タマバエえい, 植物, 虫えい — Hepota2 @ 20:05

野辺山です。

サワフタギに虫えいを見つけました。

サワフタギハフクレフシかもしれません。

中にいた幼虫です。

ミヤマイボタの虫えい

カテゴリー: 1.自然観察, 植物, 虫えい — Hepota2 @ 19:00

野辺山です。

ミヤマイボタ(たぶん)の葉裏に、蚊に刺されたようなぷっくり膨れたものを見つけました。表も何か変質しているようです。

持ち帰って開いてみたところ、何かいました!!

タマハエでしょうか。

スライド標本にしてみました。小さな刺毛のような構造が見られますが、よくわかりません。

観察を続けてみます。

2019年9月5日

ブナのフシダニえい

カテゴリー: 1.自然観察, ダニ, フシダニえい, 植物, , 虫えい — Hepota2 @ 20:00

長野県入笠山にて、ブナの葉に虫えいらしきものを見つけました。細くて短い線状で、初めて見るタイプのものでした。


■ブナの葉の虫えい。

持ち帰って調べてみました。少し崩すと中に空間がありフシダニらしきものが見えます。

念の為、簡易的にプレパラートを作ってみました。フシダニの簡易プレパラート作成は3回目です。1回目は水でそのまま封入しましたが、あまり出来が良くない上にすぐに蒸発して使えなくなりました。2回目はコナジラミ的手法を試みてみましたが途中で消えてなくなってしまい失敗しました。今回はアザミウマで使うAGA液でそのまま封入してみました。AGA液は水、エタノール、氷酢酸、グリセリンの混合液ですが、エタノールや氷酢酸によって表面張力が下がり空気は抜けやすくなりそうですし、グリセリンは蒸発せずに残るのでしばらく持ちそうです。またグリセリンの屈折率はカバーガラスのものに近く、光学的にも性能が良さそうです。ただし透化処理していないので、内容物がじゃまで見にくいです。あと粘性が低すぎて流れてしまうので、グリセリンを多くしたほうが良いかもしれません。


■ブナのフシダニ

植物防疫の『フシダニ類の見分け方』が公開されているので、少し調べてみました。
口吻の大きさは小さく、背甲上の剛毛は2本、口吻はヘラ状でない、外部生殖器は後脚の基節から離れている、体環数は背面と腹面でほぼ同数ということで、フシダニ科フシダニ亜科ではないかと思います。

検索表で羽毛爪というのが出てきたのですが、いつも使っている撮影システムでは無理そうなので、油浸100倍対物を使ってみました。使うことはないだろうと思っていたので一度も使ってません。無限遠補正化したBHCは使えないので、BHC直焦点+グリーンフィルターで撮影しました。


■ブナのフシダニの羽毛爪

一応撮れたと思うのですが、用語がよくわからないのでここまでにしておきます。
サンプルを北大でフシダニを研究されている方に送ったので、何かわかったら追記したいと思います。

参考:
[1] フシダニ類の見分け方(1)〜(4) 植物防疫 60巻 3,4,8,9号

2019年9月1日

イタヤカエデの虫えい

カテゴリー: 1.自然観察, ダニ, フシダニえい, 植物, , 虫えい — Hepota2 @ 20:00

野辺山で見つた、イタヤカエデの虫えいです。

虫えい図鑑、ネットでもわからなかったので、とりあえず写真をアップしておきます。


■イタヤカエデの虫えい

フシダニえいっぽいのですが、詳しく見ていないので不明です。
もう少し調べてみようかと思います。

2019年8月3日

イタヤカエデハイボフシ?

カテゴリー: 1.自然観察, フシダニえい, 植物, 虫えい — Hepota2 @ 20:00

飯盛山で見つけました。

イタヤカエデの虫えいです。

北海道の虫えいにあるイタヤカエデハイボフシかもしれません。

ニシキウツギの虫えい

カテゴリー: 1.自然観察, 植物, 虫えい — Hepota2 @ 19:00

飯盛山で見つけました。

ニシキウツギ(たぶん)の葉の両側に対称的に虫えいができていました。いくつかの葉で見たのですが、何かそういう性質があるのでしょうか?

中身を見てみましたがスペースが無く、タマバエでは無さそうです。フシダニでしょうかね?

時期を変えて見に行ってみたいと思います。

2019年7月31日

ケヤマウコギのトガリキジラミ(その2)

関連記事: その1その3

野辺山です。

ケヤマウコギの状況を見に行ったのですが、なんとすでにゴールが割れていました。2化(以上?)だったようです。まだ実はありませんから、葉っぱや枝にゴールができていました。羽化確認したわけではありませんが、おそらく同種だと思います。

ゴールをいくつか持ち帰って開いて見ましたら、かなりいろいろなステージの幼虫が見られましたので、何化かを調べるのは難しそうです。1枚目は寄生されてます。

その後、いくつかの場所でケヤマウコギの株を見つけましたが、かなり高い確率で寄生されていました。こんな感じで若い枝に大量に寄生されてることが多いです。8月11日撮影。

蕾ができ始めていて寄生蜂がウロウロしてました。

よく調べてみると、キジラミの幼虫がウロウロしてました。寄生蜂は長い産卵管を持つタイプでは無さそうなので、どうやってゴール内のキジラミに産卵するのかと思ってましたが、このタイミングで産卵するのかもしれませんね。

オスの成虫を得たいので、継続して観察する予定です。

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