長坂蛾庭

2020年10月21日

クリトガリキジラミ Trioza quercicola Shinji, 1944

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 20:00

2020年11月1日追記: ツイッターに新成虫の写真を載せたところ、宮武先生からクリトガリキジラミで良いと教えていただいたので、大丈夫そうです。ミズナラに付く不明種がいるとの情報もいただきましたので、以後そちらも注意してみたいと思います。

清里の標高1,300mぐらいの場所にある公園にコナラが植えられていて、その葉にキジラミの幼虫がついていました。葉に小さなゴールを作っています。

ホストから調べると、クリトガリキジラミが候補として見つかったのですが、幼虫に関する情報がなくてはっきりしません。とりあえあず?付きでアップしておきます。

おそらくこれから羽化して成虫で越冬すると思います。成虫が見れるといいのですが。

2020年10月30日追記。
新成虫を一匹見つけました。雌のようです。


■ クリトガリキジラミ Trioza quercicola Shinji, 1944

近縁種とは額錐とか雌交尾器とかで区別できるようなのですが、よくわかりませんでした。ただ、近縁種はどれも常緑のカシ類につき、この場所では植えられていない思います。標高700mぐらいだとシラカシが植えられていたりしますが。

そういうわけで、クリトガリキジラミとしておきましょう。

原記載は、下記Psyl’listの Shinji O. 1944 の右側のPDFアイコンをクリックすると見れます。日本語ですが旧字体です。図もなくてよくわかりません。

Psyl’list

「触角は7−9節からなり、第3−7もしくは9節は黒色で糸状」と書かれているのが、少し気になります。まっ、とりあえずいいや。

2020年11月3日追記
成虫の色がついてきたので追加しておきます。触角は4節目(?)から先が黒くなりました。原記載はちょっと意味不明なところがあって、触角は7-9節と書かれているのに10節目が出てきたり、よくわからないのでまぁヨシとしておきましょう。

クロモジのトゲキジラミTogepsylla matsumurana Kuwayama, 1949

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:01

クロモジでトゲキジラミの成虫が出現していました。
平地ではシロダモで発生するようですが、こちらでは同じクスノキ科のクロモジ、ダンコウバイ、ヤマコウバシなどで発生します。5月ぐらいに産卵、夏は若齢幼虫で過ごし、秋になると成長して羽化するようです。あまり目立たないゴールを作ります。シロダモで発生する系統とはかなり生活様式が異なるようです。


■トゲキジラミTogepsylla matsumurana Kuwayama, 1949

学名は Togepsylla matsumurana として記載され、その後 Hemipteripsylla に移されましたが(Hodkinson 1986)、 また Togepsylla属に戻されたようです(Hodkinson 2009)。

ネットでは多くのサイトが Hemipteripsylla になっているので、ご注意ください。(ワイのところもそうなっていた)

参考:
Psyl’list

スカシホソチャタテ Stenopsocus pygmaeus Enderlein, 1906

カテゴリー: 1.自然観察, チャタテムシ目, — Hepota2 @ 16:00

清里方面で見つけました。美麗チャタテムシです。


■スカシホソチャタテ Stenopsocus pygmaeus Enderlein, 1906

ツイッターに投稿したところ、吉澤先生から種名をご教示いただきました。

ネットで検索してみたのですがあまり情報はなく、以下の検索表しか見つかりませんでした。

富田 康弘・芳賀 和夫 (1992) 日本産チャタテムシ目の目録と検索表 PDF

近似種はいなさそうですね。検索表では前翅長が4.0〜4.5mmとなっており合ってないようですが、今の撮影システムはExifから撮影倍率がわからないので、どこかで間違いがあったのかもしれません。ときどきピントリングが動いていることがあるのでそのせいかも。

分布は、北海道、本州、九州だそうです。

Powered by WordPress