しばらく忘れていたのですが、成虫が多数発生しているという情報をいただいたので、今日見てきました。なおサカキコナジラミモドキの可能性もありそうで、種名は?をつけてあります。
こちらでも成虫が沢山出てました。粉が多く、色がやや濃い感じです。体長は翅端まで、約1.9mmです。小さい粒は卵だと思います。
下は、別の木にいたものですが、あまり粉っぽくありません。だんだん取れていくのか、別種なのか…。幼虫らしきものも観察できました。1齢でしょうか?赤い目のようなものが2対あります。卵の大きさは約0.22mm、幼虫の大きさは約0.32mmです。
下はダニが卵を捕食しているのだと思いましたが、他の可能性も考えられるかもしれません。
2011年5月20日: ダニはハモリダニの一種のようです。
下は、ヒラタアブの幼虫が孵化しようとしているところだと思います。面白いものが見れるかと思ったのですが、いくら待っても出てこないので、失敗したのかもしれません。
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その1
4枚組写真の右上では、卵がストーンサークルのように並んでますね。これは雌成虫が(吸汁のため?)頭部を固定しつつ、尾端を移動しながら産卵するためにできるようです。輪の形が崩れてるのは、産卵中に移動したのでしょう。 カブリダニというのが捕食性では有名ですが、これがそうなのかは判りません。
コメント by ezo-aphid — 2011年5月18日 @ 21:14
ezo-aphidさん、こんばんは。ストーンサークルは気になっていましたが、そういう原理でしたか。擬態効果でもあるのかと思いましたが、大量の粉をふくために吸汁し続ける必要があり、同時に産卵するための効率の良い方法なのかもしれませんね。
ダニは難しそうですね。とりあえず、眺めるだけにしておきます。
コメント by Hepota — 2011年5月18日 @ 22:37
写真を見せてもらい、私のサカキに付いているのと比べると、成虫の形や大きさ、卵や幼虫の形は、酷似しています。
しかし、写真では葉裏にばかり付いているように見えますが、私の所では、ほぼ全部葉表に付いています。
また、粉が少ないとのことですが、こちらでは、直径5~8ミリほどの、円形の白い粉のサークルの中にいて卵を産んでいるのでよく目立ちます。
違う種なのでしょうか?
また気が付いたことがあれば報告しますのでよろしくお願いします。
コメント by i morii — 2011年5月22日 @ 22:26
i moriiさん、こんばんは。おかげさまで、成虫を撮影することができました。こちらでは、葉表には少なく、ほとんどが葉裏についてます。粉は、成虫が沢山見られた木では多かったのですが、少しだけ離れた木では成虫は少なく粉も少なかったです。時間が経過して取れたのか、別種なのかはよくわかりません。
こちらこそよろしくおねがいします。
コメント by Hepota — 2011年5月23日 @ 02:45
もうひとつ報告をしますと、私の所の卵の並び方は、写真のような円形のものはほとんど無くて、半円形か横長のおむすび型です。
白い粉は、雨でほとんど流れてしまうようです。
成虫は、かなり少なくなり、一番若い新芽に、一匹いる程度です。
コメント by i morii — 2011年5月24日 @ 23:40
i moriiさん、こんばんは。うーん、私が見たのとは別種かもしれませんね。こちらももう少し継続して観察してみます。
コメント by Hepota — 2011年5月26日 @ 00:49
現在コナジラミの黒い卵の中心がパックマンのように片方にぱっくりと割れ、幼虫の姿が現れようとしているところを観察できます。
Hepotaさんの写真のような丸い幼虫も見られますが、卵から出てくるところはまだ観察していません。引き続き見ていきたいとおもいます。なお、卵は写真よりもう少し黒くて丸いように思います。
コメント by i morii — 2011年6月4日 @ 23:50
卵から出た幼虫がどのように移動したのかは確認出来ませんでしたが、いったんその場所に定着して卵の2倍位の円盤型の黒い殻を被り2週間ほど過ごした後、その下から現在、半透明の蛹が出始めています。
蛹は、黒い殻から少し移動したようにみえます。
まだこの虫がサカキコナジラミであると特定できないようですが、このサイトを見させてもらったおかげで、観察ができ、ある程度生態が分かったことを、ありがたく思います。
コメント by i morii — 2011年6月15日 @ 23:21
i moriiさん、こんばんは。
コナジラミの1齢幼虫は脚があって歩けるらしいです。2齢から4齢までは固着生活をし、4齢幼虫はそのまま(脱皮せず)蛹になるらしいのですが、私もよくわかってません。
黒い殻? 気になりますね。こちらも時々見に行ってますが、また近いうちに途中経過を載せてみたいと思います。
コメント by Hepota — 2011年6月16日 @ 00:49