長坂蛾庭

バラクロムモンハモグリ Coptotriche angusticollella

またまた腰をやってしまい、部屋の中を移動するのも大変になってます。初日は寝た後起き上がれず、このまま熱中症でお陀仏かと思いましたが、なんとか生きてます。こんな状態で農作業ができるのだろうか…。

ネタを仕入れにいける状態ではありませんが、だいぶ前に仕入れておいたネタが今日羽化しましたので報告します。

8月1日に武蔵野公園に行った帰り浅間山公園に寄り、ノイバラのような雰囲気の葉っぱに潜っている幼虫を見つけて、お持ち帰りしていました。下は葉っぱの中に潜っているところです。糞は外に出すようで、中はきれいです。

透かしてみたところです。

一枚の葉っぱを食べ尽くすと、自然と葉っぱが丸まります。

蛹化は葉に潜ったままで、行われていました。葉っぱを切って、取り出した蛹です。毛のようなものが何かはわかりません。体長は約4.2mmです。

今日羽化した成虫です。前翅長約3.2mmです。肉眼では黒っぽく見えました。

■バラクロムモンハモグリ Coptotriche angusticollella

似たようなのがいるのですが、食性からバラクロムモンハモグリ(旧バラクロハモグリガ)としておきます。『みんな蛾』にキイチゴクロムモンハモグリ(旧キイチゴクロハモグリガ)が載っていて、蛹がよく似ています。斑紋が無いので、成虫の写真同定は難しいかもしれません。

—2011年8月18日—
腰の調子が良くなったので図書館に行ってきました。『日本の鱗翅類』を見ると、和名がバラクロハモグリガからバラクロムモンハモグリに変更されてました。学名もEmmetia属からCoptotriche属に移されたようなので、内容を変更しました。


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