長坂蛾庭

ヒサカキの不明コナジラミ(その2)

前回の続きです。
ヒサカキの不明コナジラミ

簡易的に検鏡してみました。

Indoaleyrodes属のような気がしますが、わかりそうにありません。

今年はなんとか専門家の方とコンタクトをとって、調べてもらいたいなぁと思ってます。

このコナジラミはヒサカキの葉表に付きますが、裏側に小さな突起ができます。

これもいちおう虫えいなので、その線で検索したところ、ヒサカキハクボミフシというのが見つかりましたが、Rusostigma属の一種によるということ以外にはわかりませんでした。虫えいの方は虫えい同好会掲示板に問い合わせればわかりそうな気がするので、ちょっと聞いてみます。

—2015年4月26日追記—
虫えい同好会掲示板に問い合わせたところ、宮武さんからヒサカキハクボミフシで間違いないとの回答をいただきました。あまり見つかっていないようです。
成虫が羽化しました。こちらをご覧ください。


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コメント

“ヒサカキの不明コナジラミ(その2)” への2件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    お久しぶりです。
    コナジラミは照葉樹林の方がお好みでしょうかねー。
    「虫えい図鑑」C-278 ヒサカキハクボミフシRusostigma sp.の記述に一致しています。
    「幼虫や蛹は葉表の凹みにはまりこんで固着生活をしながら吸汁する。枝の先端近くの葉に虫えいが多く、1枚の葉当たりの虫えい数は10~20個。蛹で越冬するが、周年経過はまたく判っていない。蛹は小さく、長さ1mm内外、茶褐~赤褐色。本州・四国・九州に分布。」
    虫体が図示されるのは、これが初めてのようです。

  2. Hepota2のアバター
    Hepota2

    ども、あまり更新できなくてすみません。
    照葉樹林にはもっとワラワラといるかと思いきや、かなり少なめでした。ただ今回の遠征で3種類ほど不明種が見つかっており、まだまだ未記録や未記載種が多数いそうな気配を感じました。
    ヒサカキハクボミフシはたぶん合っているのでしょうね。そうそう、枝先の葉に多かったです。若い葉じゃないとゴールを作れないのかもしれませんね。1枚の葉あたりの虫えい数というのは10以下の場合も多かったので、多くても10〜20ぐらいという意味かもしれません。
    Rusostigma属とは管状孔の形が違うので、現在の分類ではIndoaleyrodes属で合っていると思うのですが、詳しくはわかりません。
    Dooley氏にメールしてみようかと思うのですが、その前に宮武氏にコンタクトをとってみようかなぁ等と考えております。まだ標本を乾燥させる装置が無いのでしばらく先のことになりますが。

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