長坂蛾庭

2020年6月5日

コツマモンベニヒメハマキ Eudemopsis tokui Kawabe, 1974

カテゴリー: 1.自然観察, チョウ目, — Hepota2 @ 22:00

5月8日、ヤマコウバシの葉を巻いているイモムシを見つけました。観察を始めます。

5月12日、少し大きくなったのがいたので採ってきましたが、動きがなくておかしいです。

5月15日、元気の良さそうなのがいたのでこちらも採ってきました。

5月24日ごろ、どちらも蛹化したようですが…

5月27日、様子がおかしかった方から寄生蜂が出てきました。ヒメバチのようです。

6月5日、後から採ってきたほうが無事羽化しました。標準図鑑で調べたところEudemopsis属のようでしたが、ヤマコウバシをホストとする種は載っていませんでした。

■ コツマモンベニヒメハマキ Eudemopsis tokui Kawabe, 1974

ツイッターに投稿したところ、コツマモンベニヒメハマキではないかとの情報をいただきました。小学館のNEO昆虫図鑑、イモムシとケムシに載っているとのことで、図書館から借りてきて確認しました。子供向け図鑑とされているようですが、恐るべし情報量です。

ホストは最近判明したのかもしれません。残念ながら、文献情報までは載っていませんでした。とりあえず、問題なさそうなのでコツマモンベニヒメハマキとしておきます。

2020年5月28日

クマヤナギヒゲナガアブラムシ Sitobion berkemiae (Shinji, 1941)

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 22:00

クマヤナギ類にいたアブラムシです。角状管がなんだか立派です。

■クマヤナギヒゲナガアブラムシ Sitobion berkemiae (Shinji, 1941)

アブラムシ入門図鑑に載ってました。ホストもあってますし、外観も一致しているので間違いなさそうです。

ツイッターに投稿したところ、だいすけさんからご教示いただきました。

Sitobion berkemiae (Shinji, 1941)で間違いないと思います。本種より先にS. berchemiae (Takahashi, 1938)が中国のクマヤナギ類から記載されており、S. berkemiaeはシノニムでは、という意見があります。

ということで採ってきてほしいと言われたのですが、このあと見に行ったときにはもういませんでした。私のよく行くフィールドではクマヤナギはかなり普通なので、そのうち再発見できると思います。忘れないようにしないと…

2020年5月23日

ホオジロキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 22:00

去年、ヤブデマリで見つけたホオジロキジラミですが、いくらか赤く成熟した成虫を見ることができました。


■ ホオジロキジラミ Cacopsylla albigena (Miyatake, 1964)

ヤブデマリの方は5月18日に花を確認しました。5枚の装飾花のうち1枚が小さいことが特徴的みたいです。

2020年5月15日

コオノオオワタムシ?

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 22:00

5月5日、ミヤマウグイスカグラで葉にゴールを作っているアブラムシを見つけました。

ホストとゴールからコオノオオワタムシの可能性がありそうです。ゴールの名前はウグイスカグラハマキフシ。

ツイッターに投稿したところ、だいすけさんからコメントをいただき、コオノオオワタムシの可能性が高そうとのことでした。幹母と有翅虫が得られると正確に同定できそうとのことでしたので、継続して探すことにします。

5月8日に再び訪れて、巻かれた葉の内側で一匹だけ雰囲気の違うのがいました。おそらく幹母でしょう。有翅虫はまだ出現していないようでした。

5月15日、有翅虫が出現していました。

だいすけさんにサンプルを送る予定なので、正確な同定結果が得られたら、追記したいと思います。

2019年11月27日

またまたまとめて更新中。

カテゴリー: 連絡事項 — Hepota2 @ 11:51

9月24日分から11本ほど記事を追加しました。

2019年11月25日

アラカシコムネアブラムシとサラマオコムネアブラムシその2

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 18:16

去年投稿したアラカシコムネアブラムシとサラマオコムネアブラムシですが、青木先生から連絡があって論文になったそうなので、報告しておきます。

こいつですね。アラカシの葉にいろいろついているのですが全部同じ種だそうです。

論文はこちらからダウンロードできます。
Shigeyuki Aoki, et. al (2019) Dimorphic Sessile Apterae of the Aphid Neothoracaphis glaucae (Hemiptera) on the Evergreen Oak Quercus glauca.

前回にも書きましたが、アラカシコムネアブラムシと日本のサラマオコムネアブラムシは遺伝子解析の結果同種と判明したそうです。台湾のサラマオとは比較できていない模様。それもあってか学名はアラカシコムネアブラムシの方を採用したようです。

なお学名は日本昆虫目録とは異なっているのでご注意ください。

日本昆虫目録: Neothoracaphis saramaoensis (Takahashi, 1935) サラマオツブムネアブラムシ
Aoki et. al 2019: Neothoracaphis glaucae (Takahashi, 1958)

和名はどうするのでしょうと青木先生に問い合わせたところ考えてなかったそうです。「アラカシツブムネアブラムシ」が良いのかなとは申されていました。そのうちどこかで正式に名前が発表される日が来るのでしょうか。

2019年11月6日

シラカシの冬芽にいたムネアブラムシ

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 19:00

シラカシの冬芽を撮影していたところ、なにやら怪しい黒い粒を発見しました。

拡大してみるとムネアブラムシっぽいです。冬芽と冬芽(あるいは葉柄)の間に食い込むようについていて、形がくさび形のようになってます。日の当たらない方はあまり黒くなってないですね。こんな形のアブラムシは初めてみました。

Dermaphis coccidiformis 無翅成虫

これは幼虫でしょうか?歩いてました。

少し調べて以下の論文を見つけました。
Aoki, S. et. al (2017) Dermaphis coccidiformis sp. nov. (Hemiptera), an aphid species with asymmetrically sclerotized apterae and “winter alates”.

アラカシの冬芽についている生体写真が載ってますが、そっくりですね。とりあえず、これということにしておきましょう。アラカシ、シラカシ、ウラジロガシで見られるようです。

検索するとBABAさんのブログに、有翅虫の幼虫と成虫が載ってました。

冬の間に有翅虫の幼虫と有翅虫が見れるようなので、観察してみたいと思います。

2019年11月5日

カラハナソウのアブラムシ

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 19:00

カラハナソウの葉裏で見つけたアブラムシです。次の有翅虫2枚の親じゃないかと思います。

下は有翅虫の幼虫です。

アブラムシ入門図鑑のカナムグラ(カラハナソウと同属)に付くアブラムシから、モモアカアブラムシの方かと思ったのですが、ツイッターでだいすけさん(@enyumorihiro)から、Phorodon属の一種で未記載種かもしれないとのコメントをいただきました。

再訪してサンプルを採集してきました。葉はほぼ枯れていたのですが幼虫はまだ残っており、ケースに入れておくと羽化してきました。

だいすけさんによると産性虫(卵生雌を生む雌)と雄だそうです。

サンプルをだいすけさんに送ったので、結果が出るのを楽しみにしたいと思います。

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