長坂蛾庭

2017年7月16日

クロヒメキジラミ Calophya nigra

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 03:18

キハダにいたヒメキジラミです。

■ クロヒメキジラミ Colophya nigra

テネラルのようなので色がどうなるのかわかりませんが、ホストからクロヒメキジラミで良さそうです。成熟すると腹部は緑色で頭部と胸部が黒くなります。テネラルだとニガキヒメキジラミによく似ていますが、触角の先端の黒っぽい部分で区別できそうです。Miyatake1992によれば、クロヒメキジラミは9,10節が黒で3〜8節は茶褐色で、ニガキヒメキジラミは9,10節が黒とあります。

葉っぱで大量に発生した痕跡がありましたが、時期が遅かったようでいなくなっていました。枝に少し幼虫が残っていました。

学名はPsyl’listによれば Calophya nigra Kuwayama, 1908 から変わりなさそうです。

和名は、「山陰地方のキジラミ図鑑」ではキハダヒメキジラミとなっており、「キジラミ類の絵解き検索」ではクロヒメキジラミとなっていました。「キジラミ類の絵解き検索」の方があとに出版されたのですが、確認したほうが良いかもしれません。

参考文献
Miyatake, Y (1992) A revision of the genus Calophya from Japan (Homoptera: Psylloidea, Psyllidae). Bulletin of the Osaka Museum of Natural History 46: 11-23. PDFダウンロード

2017年7月1日

シラカバキジラミかな

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 00:17

6月2日にシラカバの葉で見つけたキジラミです。

1枚しか撮影できなくてあまり調べていなかったのですが、「キジラミ類の絵解き検索」を見ていたらシラカバにつくキジラミが載っていました。シラカバキジラミ Chamaepsylla hartigii (Flor, 1861) です。

旧北区や北アメリカにも分布している種で、学名で検索すると画像がたくさん見つかりました。雰囲気はかなり似ているのでそれっぽいです。幼虫から見つかればかなり可能性が高くなるので、今後注意してみようと思います。

2017年6月24日

グミの葉上にいたアザミウマ

カテゴリー: 1.自然観察, アザミウマ目, 八ヶ岳薬用植物園, — Hepota2 @ 17:48

先日、八ヶ岳薬用植物園で撮影しました。

グミの葉上に複数いたアザミウマです。複数個体いたのでグミと関係があるかもしれません。

BABAさんのブログにあるHydatothrips属に似た雰囲気なのでこの近くのような気がしますが、どうでしょうね。

2017年6月23日

ナミケダニ科の幼虫

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, ダニ, — Hepota2 @ 20:20

最近撮影しました。
アブラムシについていたダニです。


■ ナミケダニ科の幼虫

以前に見たものとは違っていたので少し調べてみましたところ、かなり似た図を見つけました。
Allothrombium 属の幼体みたいです。
BioPotal

このダニの幼虫はアブラムシにつくそうです。フランス語ですが
INRA

「日本産土壌動物」を見てみると、ナミケダニ科で幼虫がアブラムシにつくと書かれた属が一つだけあって、上と同じ Allothrombium 属です。そして日本から記録があるのはドクロケダニ Allothrombium angulatus 一種だけだということです。

かなり怪しい判断ですが、名前を出しておきました。

2017年6月24日:訂正
以下のサイトを見ると複数の属の幼虫がアブラムシ専門につくようなので、科までにしておきました。
InfluentialPoints

2017年6月21日

トラフハマキ Acleris tigricolor (Walsingham, 1900)

カテゴリー: 1.自然観察, チョウ目, — Hepota2 @ 09:59

先日、大深沢川沿いの道を歩いているときに見つけました。


■トラフハマキ Acleris tigricolor (Walsingham, 1900)

標準図鑑で調べてトラフハマキのように思ったのですが自身がなくてツイッターに投稿したところ、Aclerisさんから「賛成です。図鑑によるとクロトラフは外縁と基部に黄色みは出ないとのことです。」という意見といただきましたので、大丈夫そうです。

灯火にはあまり飛来しないようで、ネットには写真が少なめです。

2017年6月19日

?コミカンアブラムシ

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 23:33

6月8日に撮影しました。
モッコク Ternstroemia gymnanthera にいたアブラムシです。

コミカンアブラムシとミカンクロアブラムシの区別は難しいそうですが、モッコクで記録があるのはコミカンアブラムシの方みたいなので、そちらの可能性が高そうです。

2017年6月18日

ウワミズザクラキジラミから出てきた寄生蜂

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, ハチ目, — Hepota2 @ 22:29

少し前になりますが、ウワミズザクラキジラミ Psylla morimotoi Miyatake, 1963を観察していたところマミー化した幼虫を複数確認しました。6月2日撮影。

6つほど採集して持ち帰っていたら、寄生蜂が2種類羽化してきました。

1種目です。

これはおそらくTamarixa属の♀かと思います。
おちゃたてむしさんのブログに出てくる種類と腹部の背面が不定形に単色なのが似ていますね。

2種目です。
こちらは1種目と同じだろうと思ってすぐに冷凍庫に放り込んだので生きているときの写真は撮りませんでした。3個体羽化してきましたが触角から判断してすべて♂のようです。

これらはPsyllaephagusの♂っぽいです。

あと2つのマミーは脱出前に冷凍庫に入れたので、取り出してみたところ♀のようでした。

こちらはおそらくPsyllaephagusの♀かと思います。青っぽい色をしていますが、羽化したあとしばらくすると緑になる可能性も考えられるので、色で判断しないほうが良さそうです。

これ以上のことはわかりそうにないので保留しておきますが、コナジラミもそうなのですが、キジラミもかなり普通に寄生されている印象を受けました。このあたりも日本ではほとんど研究されていないのでしょうね。

2017年6月17日

アオハダネグロキジラミ Petalolyma shibatai Miyatake & Matsumoto, 2008.

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 00:00

北杜市に引っ越してから度々見かけていましたが、高倍率で撮影したのは初めてです。調べましてアオハダネグロキジラミで問題なさそうでした。


■アオハダネグロキジラミ Petalolyma shibatai Miyatake & Matsumoto, 2008.

ネグロキジラミ属は日本から3種記録があるようです。翅脈から判別する方法をキジラミ類の絵解き検索から引用しておきます。

わかりやすいように回転してみましたが、間違いなさそうです。

ネグロキジラミはBABAさんのブログにあります。
虫をデザインしたのはダレ

キバネネグロキジラミはtukikさんのブログにあります。
小さきものたちの世界

翅脈以外のわかりやすい情報をまとめると、

和名 体色 翅の色 場所 ホスト
ネグロキジラミ 茶褐色 透明 本州〜九州(平地) ナナミノキ Ilex chinensis
アオハダネグロキジラミ 透明 本州〜九州(山地) アオハダ Ilex macropoda
キバネネグロキジラミ 黄色み 沖縄、九州 ツゲモチ Ilex goshiensis

アオハダネグロキジラミの幼虫はアオハダにゴールを作るようです。まぁさんのブログにゴールの写真が載ってます。ゴールの名前は日本原色虫えい図鑑にはアオハダハベリオレフシとなっているらしいですが未確認です。
道草食ってみよっ♪

学名はPsyl’listによれば変更されてないみたいです。

【参考文献】
■宮武頼夫・松本浩一・井上広光(2014)キジラミ類(カメムシ目)の絵解き検索.環境アセスメント動物調査手法, 24: 15-59.
■林 成多・宮武頼夫(2012)山陰地方のキジラミ図鑑.ホシザキグリーン財団研究報告特別号, (6): 1-97.
■Psyl’list > アオハダネグロキジラミ Petalolyma shibatai Miyatake & Matsumoto, 2008
■Psyl’list > ネグロキジラミ Petalolyma bicolor (Kuwayama, 1910)
■Psyl’list > キバネネグロキジラミ Petalolyma divisa (Crawford, 1917)

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