長坂蛾庭

クズのコナジラミ

白いヤツは、あいかわらず苦戦してます。
電気炊飯器の保温が70℃前後らしいので、保温調理器はやめて、そちらを使ってます。
70℃だとKOHの処理時間は40分ぐらいがよさそうな感じなのですが、外側が溶けちゃってるような…。お腹側に穴を開けて短時間で処理すると良いかもしれませんが、まだ試してません。

写真はクズコナジラミとしたものですが、アヤシイかもしれません。
モヤっとしてますが、汚れの取れない10倍対物で撮ったせいです。平らなようだしコンパウンドで磨いてみるかなぁ。

Fig 1.
Fig 2.
Fig 3.
Fig 4.

Fig 5は別種っぽいです。拡大するとわかりますが、だいぶぼろぼろになってます。

Fig 5.

Fig 6.

下は40倍対物で撮り、深度合成してみました。透過光なので、奥になにかあるとうまくいかないのですが…。舌のようなものは取れちゃってるかもしれません。

Fig 7.

Fig 8.

下は生態写真です。シナノと同じように黄色くなってます。茶色い模様は、個体差があるようです。

Fig 9.

Fig 10.


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コメント

“クズのコナジラミ” への5件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    ご苦労さまです、コナジラミ写真集では参考文献などが充実していますね。
    よく判らないながらコメントしてみます。管状孔(vasiform orifice)内にあるはずの、フタ(operculum
    )と舌(lingula)がよく見えないのは、それらが脱落してるためだろうと思います。おそらく薄めのChitinに対してKOH処理が(高温のわりに長めと)強すぎなのでしょうから、低温・長時間(皮膚を破らずに30℃くらい半日とか)を試すべきだと思います。アブラムシと違って体内に子虫などを含まないので、かなり弱い処理でも観察に充分な透過光を得られると思います。高温の場合には、処理時間の厳密性(液の浸潤速度も)が問われるようです。染色程度はこれでいいような・・・・・。
    ちなみにお聞きしたいのですが、保温調理器のほうが電気炊飯器より、保温時の温度は低いのでしょうか(何度くらい?)。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、こんばんは。
    やっぱり、やりすぎですか。低温でやってみます。
    使用した保温調理器は、魔法瓶のような容器に鍋を入れる構造になっていて、温める機能はありません。最初にお湯を入れて温めて、後はお湯を入れたタッパーを鍋の中に入れておくと、温度はだんだん下がっていきますが、それなりに使えます。鍋に入れられる小さい温度計が50℃までしか測れなかったので、40〜50℃でやってました。このあたりの温度だと、300ccぐらいのお湯で-3℃/時間ぐらい?な感じです。高い温度だともっと急激に下がると思います。

  3. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    有難うございます。それなら保温調理器に50℃スタートで(6時間後でも30℃を確保できそうなので)充分ではないでしょうか。・・・・半日以上の放置でも問題ないかも。
    ちなみに、野菜にいるような普通の(皮膚が薄い)アブラムシでは、夏の室温で半日とか、体温程度の定温器に半日の処理で、ほとんど問題はありません。

  4. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    半日処理なら、ひょっとしてヨーグルトメーカーがいいかも。

  5. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、情報ありがとうございます。
    いいですね、ヨーグルトメーカー。
    実はサーモスタットで検索してろくなのが無かったので、自作を始めてしまいました。まぁ、低温調理とかもやってみたいし…。

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