長坂蛾庭

ヒモワタカイガラムシ Takahasia japonica

ケヤキの枝についてました。植物の組織でしょうか?

2011年4月6日、東京都府中市、大きさ2mm
E-410 + 14-54リバース, 2.5倍(5倍相当), F8

2011年4月15日追記:
採りに行きましたが、無くなってました。白いロウ物質から虫には間違いなさそうです。

もう一個体見つけておいた方を採ってきました。だいぶ形が違うようですが…。アリが執拗に探ってましたが、蜜を出している雰囲気はありませんでした。形がいびつなので、分泌物でできていると思います。カイガラムシの線は無いんでしょうか?

2011年4月15日、東京都府中市、大きさ2.5mm

—2011年5月2日—
どうもヒモワタカイガラムシのようです。詳細はこちらをご覧ください。

—2011年5月15日—
タイトル確定しました。終齢幼虫で越冬するらしいので、1枚目の写真は終齢幼虫なのか成虫のどちらかと思われますが、それは次回の宿題ということで。


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コメント

“ヒモワタカイガラムシ Takahasia japonica” への7件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    コナジラミの蛹だと思いますが・・・・。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさんこんばんは。
    これもコナジラミですか。近日中に採ってきますね。

  3. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    改めまして、こんにちわ。コナジラミの画像と関係資料を興味深く拝見しています。
    この科は主体が南方系という理由もあってか、国内では高橋良一さんの後はほとんど調査が進んでいません。
    宮武頼夫さんが1980年にまとめた目録(Rostria 32: 291-330. 日本産コナジラミ総目録)が便利かと思います。
    マイナーな雑誌なので、お近くでは科博にしかありませんが。
    それらで寄主植物を見ると、ケヤキは載っていません。このような形の蛹殻もあまり見ないような気がします。
    枝切りして、水差しにしておけば、羽化成虫を確認できるのではないかと思います。平面の画像もほしいですね。
    今頃になって気づきましたが、2mm!!とはコナジラミにしてはちょっと大きすぎかも・・・・。

  4. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    先ほどの目録をもう少し丁寧に見たら、落葉広葉樹には1.5mm前後の大型種が寄生するようです。なので、たぶん新種のコナジラミ!?でしょう(ケヤキ固有種としたらあり得ないこともないです。Zelkovaの分布はアジアの東部と西部に限定されているので、調査不十分の可能性も)。
    国内既知種は64種ですので、少し頑張れば図鑑ができちゃいますねー(期待してます)。蛹殻長1mm前後が多いので、明瞭な生体写真を撮れる方は限られるように思います。
     ps ウメのアブラムシを、オカボアブラムシと書きましたが、「オカボアカアブラムシ」の間違いです。

  5. Hepotaのアバター

    最初に見つけたものは無くなってましたが、近くにいた同種と思われるものを採ってきました。なんとなくカイガラムシっぽい気もしますね。

  6. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    こんばんわ。なんだか分厚く大きくなってますねー。
    カイガラムシ図鑑を眺めてみました。ツノロウムシでは、1齢~3齢・成虫へと成長するに従って、体のロウ物質の突起が丸みを帯び短かくなってゆきます。これは、その3齢幼虫の状態に似ていますので、Ceroplastes属の一種かもしれません。国内には、ツノ、ルビー、カメノコ、フロリダの4種が知られますが、ほとんどは成虫越冬とのことで、ケヤキからは記録がありません。
    付近の他樹種に寄生がないか、他の齢期がいないか、もう少し探索する必要がありそうです。

  7. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、情報ありがとうございます。
    少し見てきましたが、見つけられませんでした。今後気にかけて観察するようにはしますが…。

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