長坂蛾庭

イシガキコナジラミ Aleurotrachelus ishigakiensis

同じくヒサカキにいたコナジラミです。これもHOST PLANT LIST OF THE WHITEFLIES (ALEYRODIDAE) OF THE WORLDで調べて、ミカンコナジラミに似た雰囲気なので、Dialeurodes sasakiかと思ったのですが、そんな種は他には出ておらず、謎です。大きさは1枚目が約0.95×0.75mm、2枚目が0.9×0.7mmです。

——2011年4月26日追加——
昨日見つけた文献、皇居,赤坂御用地と常盤松御用邸のコナジラミ科昆虫に載っているイシガキコナジラミの写真に良く似ていると思ったのですが、モノクロでよくわからなかったので、都立多摩図書館まで行って実物を見てきました。写真では良く似ていますし、食草もあっているので、イシガキということにしておきます。ホストはWHITEFLY PUPA OF THE WORLDによると、カクレミノ、キヅタ、ミズキ、ユズリハ、シラキ、クズ、ダンコウバイ、イヌビワ、クワ、トベラ、ヒサカキ、オオハナウドです。


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コメント

“イシガキコナジラミ Aleurotrachelus ishigakiensis” への2件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    宮武(1980)に、イシガキは「体長1.2mmX0.9mm、楕円形で腹端ややくぼむ、白色で体周にはロウ物質を少々分泌する」という説明があり、線画の形もよく似ています。サイズは少し小さめですが、イシガキに違いなさそうです。ワックスを出してるのが蛹、ほぼ同サイズで出してないのが4齢幼虫と解釈します。吸汁して育っているうちが幼虫、吸汁をやめて内部変革に入ったものが蛹、だろうと。
    先ほど、図書館に行って「皇居」のカラーコピーを撮ってきましたが、蛹のワックス状態などはHepotaさんの画像が判りやすいです。
    ブドウコナジラミはビミョーですね。北隆館の「日本昆虫図鑑(1932,1950)」から桑名さんの図をコピーし、「皇居」の図版や、Hepotaさんの画像と比べてみましたが、どうにも形が・・・・・。個体変異として、みんな同種にしちゃいましょうかねー。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、こんにちは。賛成していただけると心強いです。幼虫と蛹に関しては、もう少し数を集めてみた方が、はっきりするかもしれませんね。

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