長坂蛾庭

ブドウコナジラミ? その3

昨日ヤボ用で多摩丘陵の公園に行ったのですが、アカメガシワに例のコナジラミがいて、いまにも羽化しそうなパンパンに膨れていたので採ってきたところ、今朝羽化しました。

成虫は「赤ちゃん?」みたいな模様があるのですが、これで識別できないのでしょうか?下の2枚は同じ倍率で撮影しています。大きさは翅端まで約1.5mmと1.2mmです。小さい方はオスかもしれません。

触角ですが、これでわかりますでしょうか?

羽化しそうな蛹殻と羽化した後の蛹殻です(別個体)。大きさは約1.3mmと1.2mmです。


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コメント

“ブドウコナジラミ? その3” への4件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    おー、頑張ってますねー。成虫の斑紋は、北隆館の昆虫図鑑(昭和25年)のマーラットコナジラミに似ていて、かつ違っています。同属なのだから、当然なんでしょうね。紹介文献の図版では、触角はもっとも長いのは先端部(7節目)で、次いで3節目となっています。写真では粉状のワックスのために、節がよく判りませんね。一般に触角はざらついているのですが、ブドウでは雌雄ともに7節目の半面が滑らかになっているようです。構造を見るには、文献の図と、顕微鏡が必要かも。
     「皇居・・・・・」の「はじめに」にあるように、既往の分類法ではキチン質の構造を見ているために、ワックス付きの個体を絵合わせで確定するのは非常に困難だと思っています。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、こんばんは。やはり、これではわかりませんか。顕微鏡じゃないと難しいかもしれませんね。とりあえず、このあたりで満足したいと思います。ツツジのも沢山いたので、成虫を拝んでみたいです。

  3. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    (成虫の前翅を含む)原記載の図が、「Pomona College journal of entomology」の 3(4):624p に載っていました。「 」内の文字で検索するとBiodiversity Heritage Library というサイトに行きます。そこの「v.3-4 1911-1912」を開けて、左側の窓で624pを指定すると出てくるG図がブドウコナジラミの前翅です。斑紋パターンとしては似ている方と思いますが、さて、これで決められるものかは・・・・・。コナジラミ斑紋図鑑が必要ですなー。

  4. Hepotaのアバター

    これがKuwana 1911 ですかぁ。マーラットとは、翅の模様で識別できるようなことが書いてあるので、「マーラットではない」ぐらいは言えるのかもしれませんね。Dの蛹殻の図とは雰囲気がずいぶん違いまが、Jがアオキのようなので絵が雑すぎるのかもしれません。確定するのはやめといた方が良さそうですね。

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