勉強しなきゃと思っていた、ニジュウヤホシテントウ類です。本日撮影しました。体長は約7-7.5mmです。
角度が揃っておらず、わかりにくくてすみません。いちおう番号を振っておきました。番号の付いていない紋は、不安定で消失することがあるそうです[2]。
右下は庭のキク科の植物にいましたが、食べている様子はなかったので、移動中だったかもしれません。残りは畑のイヌホオズキ類についていました。
ニジュウヤホシテントウは、斑紋が小さい、前胸背板の紋が横長[3]、腿節に黒い紋が無いということで、容易に見分けられるようです。ただし斑紋が小さいについては、フッカーSさんからよくわからないものが掲示板に投稿されていましたので、何か問題がありそうです。
他の種はエピラクナ問題とかで難しいようですが、片倉晴雄著『オオニジュウヤホシテントウ』を見れば見分け方が載っているような雰囲気です。ただ近くの図書館には置いてないので、手持ちの資料とネットの情報で調べました。
エゾアザミテントウはエゾ地に生息し、いくつか型があるようですが、翅の形が変だったりコブがあったりして識別できそうです。
ヤマトアザミテントウとルイヨウマダラテントウは良く似ているようですが、オオニジュウヤホシテントウとは、斑紋が少し違うのと、腿節の黒紋の大きさが違うようです。文献[1]に図が一枚載っていて、どこが重要なのかわかりませんが、ヤマトアザミテントウ類では1の紋が完全に融合しているようです。
参考までに、下の写真は昔多摩丘陵で撮影したもので、ヤマトアザミテントウ類と思います。
ということで、うちの畑にいるのはオオニジュウヤホシテントウだろうと思いました。
ちなみに畑にイヌホオズキを生やしているのは、ニジュウヤホシテントウ類は、ナスやトマトよりイヌホオズキを好むらしいからです。効いてるのかどうかわかりませんが、トマトの葉にはニジュウヤホシテントウ類はまったくいません。ジャガイモには沢山いましたが、成虫が羽化した時点で、トマトがまだ小さかったせいもあるかもしれません。
ー参考文献ー
[1] 佐々治 寛之 (1998) テントウムシの自然史
[2] 鎮(チン)さんの自然観察記~写真録~
[3] Web昆虫図鑑
コメントを残す