5月12日に、リョウブ(Clethra barbinervis)の葉裏で、大きなアブラムシを見つけました。幹母のようです。
■ Matsumuraja rubifoliae Takahashi, 1931 幹母
5月23日、有翅虫が出現していました。
■ Matsumuraja rubifoliae Takahashi, 1931 有翅虫
日本原色アブラムシ図鑑の有翅虫の写真と良く似ていますし、ホストも一致するので、イチゴハトゲアブラムシで間違いなさそうです。一次寄主はリョウブ、二次寄主はキイチゴ類だそうです。
和名は日本昆虫目録に合わせました。アブラムシ入門図鑑では、イチゴハマツムラアブラムシとなっています。
学名も日本昆虫目録に合わせました。記載年が1922になっている場合があるようなのですが、なにかご存知でしたら教えてください。
2025年2月4日追記
ezo-aphidさんからご教示いただきました。学名の記載年については、1931年で間違いないようです。
教えていただいた触角の節を図にしました。先端の第6節は途中で太さが変わっていて、基部と末端部と呼ばれているそうです。そして胎生雌と幹母ではこの比が顕著に異なるそうです。


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