長坂蛾庭

2017年6月24日

グミの葉上にいたアザミウマ

カテゴリー: 1.自然観察, アザミウマ目, 八ヶ岳薬用植物園, — Hepota2 @ 17:48

先日、八ヶ岳薬用植物園で撮影しました。

グミの葉上に複数いたアザミウマです。複数個体いたのでグミと関係があるかもしれません。

BABAさんのブログにあるHydatothrips属に似た雰囲気なのでこの近くのような気がしますが、どうでしょうね。

2016年4月27日

フウトウカズラクダアザミウマとフウトウカズラヤドリクダアザミウマ

カテゴリー: 1.自然観察, アザミウマ目, — Hepota2 @ 18:45

フウトウカズラについていたアザミウマです。
日本平で撮影しました。



※1枚目は深度合成しており、触角とかが2重になってます。

Zereneでやり直しました。

検索してみると、フウトウカズラにつくフウトウカズラクダアザミウマやフウトウカズラヤドリクダアザミウマがつくという種類がいるようです。

フウトウカズラハチヂミフシという虫えいを作るようです。写真の右上の方にある葉っぱがそれだと思います。

フウトウカズラヤドリクダアザミウマは、自身では虫えいを作らず、フウトウカズラクダアザミウマが作った虫えいを利用するそうです。つまり両種は混在しているってこと。

参考:
小さき者たちの世界
田中川の生き物調査隊
追想:黒沢三樹男博士の学位論文出版にあたりて

ー2016年12月14日追記ー
SO様よりコメントをいただき調べ直した結果、およそ種が判明しました。
フウトウカズラクダアザミウマ Liothrips kuwanai (Maulton) は、オスメスとも中後脛節の色が黄色なのに対して、フウトウカズラヤドリクダアザミウマ Liothrips piperinus Priesner はオスメスとも中後脛節が暗色であるようです。つまり1枚目の左側が、フウトウカズラクダアザミウマ、1枚目の右側と2枚目がフウトウカズラヤドリクダアザミウマということで良さそうです。

参考:
Okajima, S. (2006) The Insects of Japan. Volume 2. The suborder Tubulifera (Thysanoptera). Touka Shobo

2015年5月24日

シイオナガクダアザミウマ Leeuwenia pasanii (Mukaigawa)

カテゴリー: 1.自然観察, アザミウマ目, — Hepota2 @ 15:10

5月22日、岐阜県の金華山で撮影したクダアザミウマです。

大きさは、お尻の突起を含めて3.2mmぐらいです。

ツブラジイと思われる葉っぱが虫えいと思いますが、くるっと巻かれており、その中をめくるとかなりの割合で見ることができました。虫えいの作者は別の生き物と思いますが、上の2枚目の写真には卵のようなものが写っているので、あるいはここで産卵しているのかもしれません。

—2015年6月18日修正—
SOさまより、種名を教えていただきましたので、タイトルを変更しました。虫えいの作者はこのアザミウマだそうです。虫えいの名前はネットで調べるとシイハマキフシみたいです。

2015年4月21日

クダアザミウマ科 Bactrothrips brevitubus

カテゴリー: 1.自然観察, アザミウマ目, — Hepota2 @ 05:01

先日の有度山で撮影しました。

Bactrothrips属の一種だと思いますが、頭部が短めで触角第3節が長いので、検索表に載ってない種かもしれません。

連絡事項ですが、以前載せたBactrothrips属の検索表に間違いが合ったかもしれません。もう一度図書館に行って調べてきます。
それから、画像が載ったブログへのリンクを追加しておきました。いつのまにか記載されている全7種のうち、5種の参考画像が得られているのですね。

—2015年5月3日修正—
SOさまより、B. brevitubusの♀だと思うとのコメントを頂きましたので、タイトルを修正しておきました。

2013年9月8日

日本の昆虫2(クダアザミウマ亜目)

カテゴリー: 1.自然観察, 8. 文献, アザミウマ目, — Hepota2 @ 16:22

2015年4月21日訂正: 綴りを間違えてたかもしれません。Bactrothirips->Bactrothrips, Megalothirips->Megalothrips。文献を見直してきます。→確認しました。
2015年9月1日訂正: B. carbonariusの例としてリンクしていたおちゃたてむしさんのサイトはB. honorisであったようなので修正しました。

近所の図書館に日本の昆虫2(クダアザミウマ亜目)が置いてあるのを発見。車で5分。

Okajima, S. (2006) The Insects of Japan. Volume 2. The suborder Tubulifera (Thysanoptera). Touka Shobo pp. 1–720.

東京都の図書館でも2箇所でしか収蔵されていないのに…
何を勘違いしたのか?

今日さっそく借りてきました。

ほとんど英語なんですが、後ろの方に50ページほどの日本語の検索表が載っています。
サンプルとして、おちゃたてさんとこで話題になっていたBactrothrips属の部分を引用してみますと…
2015年4月21日: 使いやすいように参考画像が載っているブログをリンクしました。

— Okajima2006: pp. 671-672. —

Bactrothrips

大型の種で、常に長翅型。雄の第6腹節背板側部に1対の角状の突起がある。
近縁のMegalothrips属とは小腮刺針が短く、左右の刺針が広く離れることで容易に区別できる。
主に広葉樹の枯れ葉に生息し、次の7種が分布する。

1. 脛節の大部分は暗褐色で、後脛節は基部と先端部のみ黄色みを帯びる … 2
- 脛節は黄色と暗褐色に色分けされ、後脛節の少なくとも先端 1/3 は黄色みを帯びる … 3

2. 複眼は腹面で後方に伸びる。本州;台湾に分布するが、やや局地的で、
おそらく西南日本に広く分布するものと思われる。
アラカシの枯れ葉に限って生息するようである。
体長:雌 4.1-6.0mm 雄 3.8-5.4mm … B. flectoventris Haga & Okajima
おちゃたてむしさん
BABAさん

- 複眼は腹面で後方に伸びない。本州・九州(対馬)に分布するが、前種同様西南日本に広く分布するものと思われる。
本種もアラカシの枯れ葉に限って生息するもののようで、本州では全種前種に混じって採集されることが多い。
体長:雌 4.1-5.9mm 雄 4.7-6.3mm … B. carbonarius Haga & Okajima

3. 中脛節の先端1/3以上は黄色みを帯びる … 4
- 中脛節の大部分は暗褐色、基部と先端部のみ黄色みを帯びる … 6

4. 前胸の後側板副刺毛はよく発達し、後側板刺毛のほぼ半分の長さ;
触角第3・4節の先端膨瘤部は淡褐色を呈し、明らかに第2節よりも色彩は淡い。
本州・九州(対馬)・琉球列島(奄美大島・沖縄本島・石垣島);
台湾に分布し、西南日本に広く分布するものと思われる。
アカガシの枯れ葉に限って生息するようである。
体長:雌 4.8-6.3mm 雄 4.1-5.8mm … B. Pictipes Haga & Okajima

- 前胸の後側板副刺毛は短く、少なくとも後側板刺毛の1/3以下の長さ;
触角第3・4節の先端膨瘤部は暗褐色を呈し、第2節とほぼ同色 … 5

5. 頭部は複眼部の幅の2.1倍より長い;
触角第3節は雄で頭部の 0.70-0.74倍、雌で 0.66-0.70倍の長さ;
雄の第6腹節の角状突起は内側に湾曲する;
雄の亜生殖板は細長い。
関東以西の西南日本;台湾;中国に広く分布し、本属中最も普遍的に見られる。
ブナ科やクスノキ科の常緑広葉樹の枯れ葉に生息する。
体長:雌 5.7-7.9mm 雄 5.6-7.7mm … B. brevitubus Takahashi
おちゃたてむしさん
拙ブログ

- 頭部は複眼部の幅の2.0倍より短い;
触角第3節は雄で頭部の 0.65-0..67倍、雌で 0.61-0.63倍の長さ;
雄の第6腹節の角状突起は外側に湾曲する;
雄の亜生殖板は舌型。
本州・九州に分布し、おそらく日本の温帯地域に広く分布するものと思われている。
クリやクヌギなどブナ科の落葉樹の枯れ葉に生息する。
体長:雌 4.6-6.2mm 雄 4.2-6.2mm … B. quadrituberculatus (Bagnall)
拙ブログ

6. 頭部は複眼部の幅のほぼ2倍の長さ; 複眼は頭長の1/3より僅かに短い;
触角第3節の感覚錘はよく発達し、第3節のほぼ半分の長さ;
前胸の後側板副刺毛はやや長く、通常後側板刺毛の1/3よりかなり長い;
雄の第6腹節の角状突起はほぼまっすぐか弱く外側に湾曲する。
関東以西の西南日本に広く分布する。スダジイやアカガシなどブナ科の常緑樹の枯れ葉に生息する。
体長: 雌5.1-7.0mm 雄 4.9-6.9mm … B. honoris (Bagnall)
おちゃたてむしさん
おちゃたてむしさん

- 頭部は複眼部の幅の 1.67-1.88倍の長さ; 複眼は頭長の1/3より僅かに長い;
触角第3節の感覚錘は短く、第3節の1/3より短い;
前胸の後側板副刺毛は通常短く、少なくとも後側板刺毛の1/3より短い;
雄の第6腹節の角状突起は内側に湾曲する。
本州(山梨県・長野県)の山地帯から知られ、ミズナラの枯れ葉から発見される。
体長: 雌 5.4-7.2mm 雄 4.4-6.8mm … B. montanus Haga & Okajima

不明種
そらさん → B. quadrituberculatus?
そよかぜさん

内容はHaga&Okajima1990から変わってないようですね。
でも日本語で書かれているとだいぶ楽です。

おちゃたてさんのアザミウマはSOさんからコメントがありましたとおりB. honorisで良さそうな気がしました。

じっくり勉強すればけっこうわかるようになるかもしれません。私はコナジラミの方で手一杯なので、どなたか購入して勉強して教えてください。

2012年9月18日

オンシツコナジラミ幼虫を捕食する ?アカメガシワクダアザミウマ幼虫

カテゴリー: 1.自然観察, アザミウマ目, カメムシ目, コナジラミ, — Hepota2 @ 21:30

オンシツコナジラミが沢山わいたカボチャの葉っぱを持ち帰って調べていたところ、発見しました。


■オンシツコナジラミ Trialeurodes vaporariorum Westwood 幼虫を捕食する、?アカメガシワクダアザミウマ ?Haplothrips brevitubus (Karny) 幼虫

体長は1.2mmぐらいです。
ネットの情報からは、近似種がいなさそうですが、いちおう?付きにしておきます。

文献[1]によると、いろいろ食べるようです。
ハスモンヨトウの卵、ウラナミシジミの卵、タバコシバンムシの卵、アズキゾウムシの卵、ニジュウヤホシテントウの卵と幼虫、ナミハダニの卵と成虫、モモアカアブラムシ成虫、シルバーリーフコナジラミの幼虫、トマトハモグリバエの幼虫、食植生アザミウマの成虫と幼虫

こいつを増やすにはどうすれば良いですかねぇ。
カボチャは終わってるんですが、とりあえず葉っぱはそのままにしておこうと思います。
コナジラミも増えますが…。

ー参考文献ー
[1] 天敵昆虫アカメガシワクダアザミウマHaplothrips brevitubus (Karny) の捕食レパートリーおよび鹿児島大学農学部学内圃場における季節消長

2012年2月27日

Astrothrips aucubae Kurosawa

カテゴリー: 1.自然観察, アザミウマ目, — Hepota2 @ 21:17

ふるさと公園にいってきました。
公園の横の林のやや荒廃した道を進んでいたら、キヅタがまとまって生えている場所がありました。その葉裏で見つけました。

何も調べてませんが、とりあえずアップします。体長は約1-1.1mmです。

ezo-aphidさんから種名を教えてもらいましたのでタイトルを変更しました。
詳しい情報はおちゃたてむしさんのブログをごらんください。

2012年1月1日

Mycterothrips fasciatus Masumoto & Okajima

カテゴリー: 1.自然観察, アザミウマ目, — Hepota2 @ 21:26

人の家の庭だと思うのですが、立派なヤツデの木があって、ちょっと観察させていただきました。
その葉裏にいたアザミウマです。翅に模様があるのは初めて見ました。何かわかるでしょうか?
体長は約1.4mmです。動き出したので絞って撮影しました。

■アザミウマの一種

少し調べてみましたら、日本産総翅類の研究という論文が見つかりまして、少し見てみましたが、この写真からでは科に落とすのも難しそうです。もう一枚、翅の写真を撮っていたので追加しておきます。

—2013年9月7日追記—
SOさまよりご教示いただきまして、本種は Mycterothrips fasciatus Masumoto & Okajima だということです。
原記載は以下の論文です。有料のようです。
Masumoto M & Okajima S (2006) A revision of and key to the world species of Mycterothrips Trybom (Thysanoptera, Thripidae). Zootaxa 1261: 1–90.

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