長坂蛾庭

2021年7月19日

ブナヒラアブラムシ Platyaphis fagi Takahashi, 1957

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 19:00

富士山の外輪山の竜ヶ岳で見つけました。ブナの葉裏についていました。数は少なかったです。


■ ブナヒラアブラムシ Platyaphis fagi Takahashi, 1957

ホストと特徴的な形態からブナヒラアブラムシで間違いなさそうです。赤い点は子供の目と思われ、これでおそらく成虫だと思います。この薄い体から子供が産まれるところを見てみたいですね。数が少なかったのですが、アブラムシ入門図鑑には発生時期として8月中旬から9月中旬と書かれており、これから増えるのかもしれません。

竜ヶ岳にはイヌブナも多いのですが、イヌブナには付いていないようでした。

2021年6月22日

アワブキのアブラムシ Mollitrichosiphum?

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 19:00

アワブキにいたアブラムシ。長い角状管を振り回してました。

aphidsonworldsplants.info で調べると、アワブキには Mollitrichosiphum nigrumM. yamabiwae (ヤマビワケクダアブラムシ)が付くようです。

専門家の方にサンプルを送る予定なので、何かわかったら追記したいと思います。

2021年5月23日

イチゴハトゲアブラムシ Matsumuraja rubifoliae Takahashi, 1931

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 20:00

5月12日に、リョウブ(Clethra barbinervis)の葉裏で、大きなアブラムシを見つけました。幹母のようです。

Matsumuraja rubifoliae Takahashi, 1931 幹母

5月23日、有翅虫が出現していました。

Matsumuraja rubifoliae Takahashi, 1931 有翅虫

日本原色アブラムシ図鑑の有翅虫の写真と良く似ていますし、ホストも一致するので、イチゴハトゲアブラムシで間違いなさそうです。一次寄主はリョウブ、二次寄主はキイチゴ類だそうです。

和名は日本昆虫目録に合わせました。アブラムシ入門図鑑では、イチゴハマツムラアブラムシとなっています。

学名も日本昆虫目録に合わせました。記載年が1922になっている場合があるようなのですが、なにかご存知でしたら教えてください。

2021年4月14日

ウツギトックリアブラムシの幹母 Rhopalosiphoninus deutzifoliae Shinji, 1924

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 23:18

以前ウツギトックリアブラムシの卵生雌を載せましたが、今回載せるのは幹母です。幹母は卵から孵った第一世代で、普通よりも丸かったり大きかったりすることが多いようです。

下の2枚は3月14日に撮影しました。まだ葉を展開していないウツギにアブラムシが付いていました。ウツギトックリアブラムシかもしれません。2枚目はおそらく卵の抜け殻だと思います。

4月8日に再度訪れてみたところすでに成虫になっており多数の子供たちが生まれていました。ホストと角状管が太くなっていることからウツギトックリアブラムシで間違いなさそうです。

■ウツギトックリアブラムシ Rhopalosiphoninus deutzifoliae Shinji, 1924

発見場所は山梨県北杜市、標高700mぐらいです。ホストはまだ葉が十分展開していないのではっきりしませんが、ここら辺ではマルバウツギは見たことがないですし、たぶんウツギで大丈夫だと思います。

以前ezo-aphidさんからいただいたコメントによれば、2次寄主がまだ判明していないそうです。探してみたいですね。

2021年3月8日

ハンノヒゲナガブチアブラムシ Betacallis alnicolens Matsumura, 1919

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 10:53

去年の7月下旬にヤマハンノキから見つけたアブラムシです。


■ ハンノヒゲナガブチアブラムシ Betacallis alnicolens Matsumura, 1919

だいすけさんから教えていただきました。まだ検鏡されておらず写真から判断されたということですので、参考程度にしてください。

原記載:
Matsumura. 1919. NEW SPECIES AND GENERA OF CALLIPTERINAE (APHIDlDAE) OF JAPAN. Transactions of the Sapporo Natural History Society 7(2):110. PDF

分布:
日本昆虫目録によると、日本(北海道、本州、四国)、サハリン、シベリア、中国、朝鮮半島となっています。やや北方系なのでしょうか。

ホスト:
ハンノキ類(ハンノキ、ヤマハンノキ、ヤハズハンノキ等)のようです。

2020年11月24日

ササッパヒゲマダラアブラムシ Takecallis arundinariae (Essig, 1917)

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 19:00

ササ(詳しくは見なかったので種類は不明)の葉裏で、見つけたアブラムシです。


■ ササッパヒゲマダラアブラムシ Takecallis arundinariae (Essig, 1917)

特徴的な斑紋から森津図鑑でタケクロスジヒゲナガアブラムシとされている種に間違いなさそうです。日本昆虫目録では和名は ササッパヒゲマダラアブラムシ となっていたのでタイトルはこちらに合わせました。

分布は全北区とニュージーランドということで、かなり世界的に分布するようです。

詳しい情報が以下のサイトに載っているので、リンクしておきます。
InfluentialPoints.com

?タケワタフキヒゲマダラアブラムシ

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 18:00

こちらもササの葉にいたアブラムシです。2枚目は羽化直後なのか分かりにくいですが有翅虫です。

Twitterにアップしたところ、だいすけさんから以下のようなコメントをいただきました。

これはおそらく凄い発見で、タケワタフキヒゲマダラアブラムシPhyllaphoides bambusicola TAKAHASHI, 1921の可能性があります!本種は杉本(2019,Rostria, 63: 25-44)により日本(福岡県)から初めて報告されたばかりで、これ以外の国内産地は知られておりません。

残念ながら採集していなかったのですが、近場で探してみてサンプルを見てもらいたいと思ってます。

uni2さんのサイト淡路島の生き物たちにも似たようなアブラムシが掲載されています。けっこう広く分布しているのかもしれませんね。

2020年7月30日

モクレンヒゲナガマダラアブラムシ Calaphis magnoliae Essig & Kuwana, 1918

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 19:29

野辺山で見つけました。コブシにいたアブラムシです。


■ モクレンヒゲナガマダラアブラムシ Calaphis magnoliae Essig & Kuwana, 1918

モクレンヒゲナガマダラアブラムシのようです。森津図鑑に有翅虫の写真が載ってました。外観がかなり特徴的でホストも合っているので、たぶん大丈夫でしょう。

森津図鑑および日本昆虫目録ではNeocalaphis属になっていますが、aphid.speciesfile.orgではCalaphis属になっています。状況は確認中です。

2021年3月26日追記:
学名の件は、Twitterでだいすけさんから教えていただきました。

詳しい経緯は分かりませんが、NeocalaphisはCalaphisのシノニムとするのが現在では普通のようですので、Calaphis magnoliaeとするのが正しいようです。

2021年3月26日追記その2
InfluentialPoints.comの管理者の Robert Dransfield博士が、私の撮影した写真を使って詳細な記事を作成してくれました。詳しい情報が載っているのでぜひご覧ください。
Calaphis magnoliae

このアブラムシは周年コブシあるいはモクレンで生活するようですが、詳しくは分かってないようなので、観察を続けてみたいと思います。

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