長坂蛾庭

ウバメガシアブラムシ Quadrartus agrifoliae (Ferris)

少し前になりますが、5月2日多磨霊園で撮影しました。ダニかと思って放置していたのですが、今日図書館でアブラムシ入門図鑑を見ていたら載ってました。メモ帳を忘れていったので、覚えて帰ったつもりですが…、とりあえずアップします。

脚を上に持ち上げているのは、図鑑でも同じだったので、普通の状態と思います。大きさは約0.56mmです。

アブラムシがいた木です。

ezo-aphidさんからご教示いただき、ホストから判断してウバメガシアブラムシで良さそうということで、タイトルを確定しました。学名は Atarsaphis quercus Takahashi から変更されたらしいです。詳しくはコメントを参照してください。それにしても、アブラムシにもいろいろ変なのがいるんですね。


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コメント

“ウバメガシアブラムシ Quadrartus agrifoliae (Ferris)” への2件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    う~む、マニアックなアブラムシが続きますねー。ケクダアブラムシ亜科Greenideinaeと同様に、ヒラタアブラムシ亜科Hormaphidinaeも南方系で、東南アジアが分布の中心のようです。そのため、分類などの研究はあまり進んでいない群とのことです。この属では、Atarsaphisという名の通り、ふ節第2節と爪を持っていません。
    この種は、Quadrartus yoshinomiyaiの2次寄主クヌギ上の胎生虫と似ていることが判り(Sorin,2001)、その属に移されました。種名も、先の有効名があるため消えてしまい、今は Quadrartus agrifoliae Ferris という学名になっています(これは入門図鑑でも同じです)。この2種の判別は、ふ節第1節の大きさ・形とのことです。とりあえず、寄主植物からみて和名はあっていると思います。
     樹木のアブラムシの最新情報については、「aphids world trees」で検索すると大著が出てきます。世界的な全貌がわかる、かなり深い内容のものです。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、こんばんは。こんな小さな虫撮っている人、ほとんどいないでしょうからねー。実際にはどこにでもいる普通種なのかもしれません。学名はご指摘の通りに変更しておきました。ありがとうございました。

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