長坂蛾庭

2011年12月18日

ムネアブラムシ族の一種 リベンジ

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 19:52

先日見つけたムネアブラムシ族の一種を撮り直してきました。

微動ユニットを取り付けたので細かいステップで撮ってみました。装置はまだ試作段階なので、完成したら公開します。Windowsマシンのメモリも2.5Gに増設しました。


■ムネアブラムシ族の一種
E-410 + 14-54mmリバース, CombineZP 48枚合成


E-410 + 14-54mmリバース, CombineZP 68枚合成


E-410 + 14-54mmリバース, CombineZP 86枚合成, 途中でやめたので後ろの方がボケてます

何かわかるでしょうか?

ー2011年12月21日ー
お尻の方が重要みたいなので撮影してみましたが、毛の有無はよくわかりませんね…

ー2011年12月21日ー
構造をまとめてみました。

4件のコメント »

  1. Hormaphidinaeは、(実物を見ていないせいもありますが)判別が難しいですねー。これはMetanipponaphisのように思いますが、確証はありません。日本のシイには3種寄生しますが、ちゃんとした検索表はできていないようです。ciniiで「related Nipponaphis」と検索するとインドと日本の論文が出てきますので、これを参考にしてみてください。

    コメント by ezo-aphid — 2011年12月20日 @ 18:22

  2. ezo-aphidさん、こんばんは。
    なんとか属まで落とせるかと思って調べてみましたが、よくわかりませんでした。お尻の方が重要そうなので、写真を追加しておきました。
    Metanipponaphisだとすると、siphunculi(角状管?)があるようなのですが、よくわかりません。うーん…。

    コメント by Hepota — 2011年12月21日 @ 18:53

  3. 今更ながらですが、この円盤の80%以上は胸(つまり脚の出ている範囲)だったのですねー。ムネアブラムシという名前の意味がようやく飲み込めました。
    角状管は、Takahashi(1959)Fig.3の M. rotundaと、ここの1枚目の背面図を比較して見て下さい。第8背板(末端の半円)横線の直上・両隅に見える小さな環状物がそれだろうと思います。
    カイガラムシ・コナジラミ・アブラムシはプレパラート標本を調べるのが一般的ですが、老熟すると表皮が硬化したり黒化が激しい種類の場合は、脱皮まもなくの若い成虫を標本にします。そのため、体毛が残っていて構造も見やすいのでしょう。

    コメント by ezo-aphid — 2011年12月21日 @ 20:40

  4. 構造をまとめた図を追加しておきました。
    角状管わかりにくいですね。これが検索キーの先頭に出てくるので困りますよね。
    毛は新しい個体で調べる事にします。そのうち繁殖しだしたら。

    コメント by Hepota — 2011年12月21日 @ 22:34

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