長坂蛾庭

2011年2月11日

エルニッコール 50mm F4と広角レンズ逆付けの諭吉ホログラムベンチマークテスト

カテゴリー: 2.道具, カメラ — Hepota2 @ 12:49

エルニッコール50mm F4に約200mmの延長リングをつないだシステムを組みましたので、これとズームレンズ(ZD ED 14-42mm F3.5-5.6)のリバースとの解像度の比較をしてみました。
エルニッコール 50mm F4

エルニッコールは引き延ばし機用のレンズですが、拡大撮影用ととしても評判が高かったのと、中古品が安く取引されているので、試してみようと思って以前購入してました。で、結果を先に言いますと、ダメでした。

  • 解像度はリバースと変わらない。
  • レンズが長くなる。同じ倍率で倍ぐらいになる。
  • ピントが合わせづらい。そりゃそうだ。

良いところは、前玉が小さいところぐらいでしょうか? ピントがあってるのかちと不安ですが、存外リバースの解像度が高いのかもしれません。おちゃたてむしさん、疑ってごめんなさい。

なお、doubletさんという方が、最も安く高倍率マクロ写真を撮る方法というのを公開しておられるます。望遠ズームの先に標準レンズをリバースでつなぐだけです。アダプタリングで簡単につなげられますし、自動絞りで、倍率も変えられます。とても気になりますが私は望遠レンズも標準レンズも持っていないので、だれか試してみてくださいな。フィルターネジのオス-オスのリングは八仙堂で売ってます。

本題に戻って、評価は一万円札のホログラムの下の方にあるNの文字で行いました。doubletさんによると『諭吉ホログラムベンチマーク』だそうです。一万円札のホログラムによる解像度チェック再びによると、Nの文字は複数の正方形で構成されていて、その一つの大きさが10μm、間隔が3μmらしいです。光のあて方で写りがぜんぜん違ってくるのですが、テストにちょうど良さそうなので、これをつかいました。

カメラはE-410で、フォーサーズ機なのでCCDの横幅は17.3mm、横のピクセル数は3648です。下はエルニッコールの方で1mmの方眼紙を撮影した写真です。横幅4.4mmの範囲が写っていますので倍率は、17.3/4.4≒3.9倍ですね。

下はエルニッコールで撮影しピクセル等倍にトリミングしたものです。撮影倍率は約4倍、絞りF5.6です。最初にアップした画像よりだいぶマシに撮れたので差し替えました。
EL Nikkor 50mm F4, 諭吉ホログラムベンチマークテスト

下はズームレンズ+自作リバースアダプタで撮影しピクセル等倍にトリミングしたものです。撮影倍率をだいたい4倍に合わせてあります。絞りも同じF5.6です。ちなみに、このレンズはE-410本体を買ったときにプラス一万円ほどでついてきたものです。こちらの画像も一度アップした後差し替えました。
ズームレンズリバース

ついでに、35mmマクロのリバースです。こちらの画像も一度アップした後差し替えました。
ZD 35mm F3.5 Macro(reverse), 諭吉ホログラムベンチマーク

もう一つ、35mmマクロ+x1.4テレコンの正付けです。こちらの画像も一度アップした後差し替えました。
ZD 35mm F3.5 Macro + EC-14, 諭吉ホログラムベンチマークテスト

全体の大きさは、以下のような感じです。上がエルニッコールで、230mmほどあります。下はズームレンズをリバースアダプタに接続した方です。リバースアダプタを使わずに直接ハンダ付けすれば、もう少し短くできます。

ちなみに、エルニッコール50mm F4のフィルター径は特殊で34.5mm ピッチ0.5mmです。以前トミーテックがアダプタを販売していたのですが、いつのまにか生産終了になってました。検索していたら、34mm ピッチ0.5mmのステップアップリングにテープをかませてはめたという記事(UPAのメダカ館 Diary)が見つかったので、まねしてみました。34.5mm P0.5 – 37mm P0.75のステップアップリングは、レイノックスからRA3734P5という名前で出ており、カメラの青木で売ってます。似たような名前のRA3734というのはピッチ0.75なので、要注意。

みなさまも、ぜひ諭吉ホログラムベンチマークテストをして、結果を報告してください。

9件のコメント »

  1. こんばんは。
    とても興味深い結果ですね。ついでにいくつか要望を。
    エル・ニッコールとズームレンズで反射の具合が同じでないのがちょっと残念です。この画像だけではズームの方がややシャープのようにも見えますが、ニッコールの方が像が整っている気もします。立体を撮ると違いが出てくるかも知れませんね。
    それと、35㎜でもう少し倍率を上げて、ズームのリバースと同倍率での実力の比較が見たいです。
    わがままばかり言ってすみません。私もいろいろ使えそうなガラクタを集めているので、ひまを見て一度比較テストをしてみます。

    コメント by おちゃたてむし — 2011年2月13日 @ 22:46

  2. おちゃたてむしさん、こんばんは。

    > エル・ニッコールと…
    すみません、根性がなくて。近いうちにやり直しておきます。

    > 35㎜でもう少し倍率を上げて、ズームのリバースと同倍率での実力の比較が見たいです
    これは、やろうと思ってましたが、アダプターリングがいるなぁと思って保留してました。とりあえず強引な方法でやってみます。これも近いうちに。

    ぜひ、38mm F2.8で、同じテストをお願いします。

    それから、リバースアダプタですが、少し工作するとだいぶ小さくできそうなので、そのうちやってみようかなと思ってます。

    コメント by Hepota — 2011年2月13日 @ 23:30

  3. はじめまして。キレイに止まってますね。
    ハーフサイズの引き伸ばしレンズで30-35mmぐらいの焦点距離のものがあり、これをリバースにすると高倍率がよく写るのですが、フロントスレッドが切ってないのもが多く、改造が必要です。
    オリンパス、フジ、ミノルタがかつてそういうレンズを出していました。

    コメント by doublet — 2011年2月25日 @ 23:17

  4. doubletさん、はじめまして。

    > キレイに止まってますね
    ストロボを1/64出力で発光させているので、たぶんブレは無いと思います。

    > ハーフサイズの引き伸ばしレンズで…
    やはり、そういうのがあったんですね。エルニッコールの解像度が高いっていう情報はあちこちで見たんですが…。50mmだとどうしてもシステム全体が大きくなってしまいます。

    この記事を書いた後もう少し調べてみたんですが、フォーサーズ用レンズのリバースも悪くないという気がしてます。で、現在リバースアダプタの薄型版を製作中であります。

    コメント by Hepota — 2011年2月26日 @ 00:34

  5. うちの名を発見したので、お邪魔いたします。
    Hepotaさん、皆さん、はじめまして、よろしくお願いいたします。
    諭吉ホログラムベンチマークテストお疲れ様です。
    >50mmだとどうしてもシステム全体が大きく
    同感です。(私はベローズ+水道用塩ビパイプで延長してました。)
    >フォーサーズ用レンズのリバースも悪くないと
    リバースアダプタの薄型版の製作は楽しみですね。
    私は安物ズーム(18mm側)をリバースして、ミジンコ撮影して遊んでます。

    コメント by upa — 2011年2月28日 @ 15:19

  6. upaさん、はじめまして。

    エルニッコールのリバース接続の情報は助かりました。いつのまにかアダプタが製造中止になっていて途方に暮れてました。

    リバースアダプタはこれから部品調達に入るので、あと2週間ぐらいはかかりそうです。しばらくしたら覗いてみてください。

    今見つけたんですが、キャノンには薄いエクテンションチューブがあるんですね。うらやましい。65mmマクロもあるし。

    コメント by Hepota — 2011年2月28日 @ 17:38

  7. Hepota さん、 はじめまして。

    私も諭吉ベンチマークやってみました。

    いろいろ工夫しながらトライしてみましたが、
    なかなか満足できる結果がでていないです。
    ブレてるのか、ピント合ってないのか、解像度限界なのか
    見分ける方法ってありますでしょうか?

    コメント by gryffine — 2011年12月6日 @ 01:02

  8. gryffineさん、はじめまして。
    私もあまり経験が無いのでよくわかりませんが、ブレの影響が強いかもしれませんね。ベローズ+マイクロコピースタンドみたいなものが使えるかもしれませんが、買うにしろ作るにしろ目的が無いとやる気がおきませんよね。2011年12月9日追記:ニコンマルチプォトの紹介記事を見つけました。マイクロコピースタンドじゃだめかもしれません。私はストロボを使いました。これだとお金がかかりませんのでテストするには良いかと思います。出力を落とした方が発光時間が短くなるので良いと思います。私はスレーブストロボを使いましたが、白い紙を丸めて全体を包むようにすれば内蔵ストロボでも光が回ると思います。
    gryffineさんの目的は何でしょうか?実際に何か撮影しようとすると、立体的なものが多く、解像度を犠牲にして絞り込む必要があり、ぼやけた写真になってしまいます。もし動かないものを撮影するのであれば、深度合成を試されてはいかがでしょうか。CombineZMというソフトは、フリーみたいです。Windows専用ですが…。2011年12月9日追記:新しいバージョンCombineZPが出ているようです。対象は虫がおすすめでしょう!蛾だけでも5000種類以上います。ネタには困りません。レビ屋見習いさんというかたがすごい写真をアップされてます。ぜひ。

    コメント by Hepota — 2011年12月6日 @ 13:22

  9. Hepotaさん こんばんは。

    いろいろ教えていただいて ありがとうございます。
    深度合成おもしろそうですね。

    私の目的?ですが、皆さんのように特別に虫や植物に
    興味があるのでなくて、拡大写真で、普段の生活では
    気づかない(見えない)ものが撮れればという程度です。

    その意味では諭吉のN そのものが目的の一つかも(笑)
    おすすの虫ももちろん興味の範疇ですがハードル高そうですね。

    もう少し諭吉のNで遊んでみます。 レベルアップしたら
    再度報告とさせてください。

    コメント by gryffine — 2011年12月6日 @ 23:41

このコメント欄の RSS フィード

コメントをどうぞ

Powered by WordPress