長坂蛾庭

Dacnusa nipponica

記事にしてませんでしたが、ウチの畑の菜っ葉は小さいながらも少しは収穫できました。
アブラナ科のなにか(複数植えていたのでどれかわからず)にハモグリバエらしき蛹が付いていたので、ケースに入れていたところ、いつものようにハチが羽化してきました。

こんなのです。

CombineZP 3枚合成 (Pyramid Maximum Contrast)


CombineZP 28枚合成 (Pyramid Maximum Contrast)

顔です。横に飛び出しているのは何でしょう?

Dacnusa nipponica
Braconidae Alysiinae コマユバチ科 ハエヤドリコマユバチ亜科
CombineZP 30枚合成 (Pyramid Maximum Contrast)

『ナモグリバエ 寄生蜂』で検索すると、小西先生のマメハモグリバエ寄生蜂の図解検索というページが見つかりました。引いてみると簡単にDacnusa nipponicaに落ちました。とりあえずこれということにしておきましょう。「本種とD. sibiricaは外向きの大顎を持つことで今回扱った他の全ての種から区別される。」とあるので、顔の横から出ているは大顎なのでしょう。何に使うんでしょうね。

ハモグリバエの蛹です。奇麗に割れているので正常に羽化したのでしょうか? お尻から出るんですね。ezo-aphidさんの話では、こちらも寄生蜂が出た後のようです。

CombineZP使用。

こちらが、寄生蜂が出たっぽい蛹です。

CombineZP使用。


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コメント

Dacnusa nipponica” への2件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    ハエは、たぶんナモグリバエだと思います。冬場にもほとんど休眠せず、多くの野菜類に寄生し、後気門を外部に突出しつつ葉内で蛹になります。お尻から羽化するのは正常ではないので、これも寄生蜂ではないでしょうか。
    コマユバチ科の”出っ歯”はAlysiinae亜科の特徴だそうです。「Illustrated Braconidae」で検索すると、Achtenbergの亜科検索表のPDFが出てきます。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、おはようございます。
    亜科検索表を見てみましたが、いちばん上にありましたね。わかりやすくてありがたいです。
    この大顎ですが、どうも癒着しているっぽいので、ハエの蛹から脱出するときにはV字の部分でカッターナイフのように切るのかもしれませんね。そうすると蛹の1枚目の方が可能性が高そうです。
    沢山いそうなので、もう少し調べてみます。

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