以前撮ったハエです。オドリバエのように思ったのですが、こんな軟弱そうなオドリバエはいないと思って、放置してありました。ところが今日のおちゃたてむしさんのブログを見たら軟弱そうなオドリバエが出ていたので、もう一度調べ直しました。オドリバエ科絵解き検索でChelifera>属に落ちました。これは簡単でした。
さてみんなで作る双翅目図鑑によると、Chelifera属はモンカマオドリバエ一種だけのようです。モンカマには翅に紋があるようなのですが、今回撮影したものには紋が無いようなので未記載種かもしれません。
2011年4月17日、東京都府中市、体長約5mm。
E-410 + 14-54リバース。
オドリバエ科Chelifera属の一種
コメント
“オドリバエ科Chelifera属の一種” への3件のフィードバック
-
翅脈がきれいに写っているし、前脚腿節の捕獲脚らしさもよく判りますね。全体にここまで色が淡いのは、未熟状態(teneral)なのかなと思います。図鑑のモンカマには翅脈R2先端部に黒紋があり、この画像と検索システムの翅脈図56番とは微妙に違ってますので、別種は確実でしょう。
-
こんばんは。
見事に翅の全面にピントが合っていて、これなら間違いないですね。私も以前よく似た種を撮っているのですが、残念なことに翅脈の読める写真がありません。おそらくごく近い種だと思うので、今年はちゃんと撮ってこようと思います。
http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2010/06/post-15ad.html -
ezo-aphidさん、こんばんは。
翅脈はテカった方が見やすい場合もあるようです。うーん難しい。
レンズの評価&練習ぐらいの気分で撮っていたのですが、未記載種と聞くとやる気が出てきますね。絵解き検索も楽しそうなので、オドリバエも狙ってみたいと思います。だんだん目標が増えるなぁ…。おちゃたてむしさん、こんばんは。
生態写真を撮影しているものにとって、知られざる生態情報の発信というのが一つの楽しみだと思うのですが、種名がわからないと価値が下がりそうですからね。期待してますよ。
コメントを残す