長坂蛾庭

ハラビロクロバチ科の一種 Inostemma sp. (その2)

今日も近所を少し回ってきました。風が強い方が逃げられにくいような気がするのですが、それでもハチは近づくのも難しくなってきました。

写真は以前にも撮影したことがあるInostemma属の一種ですが、今日は真横に近い角度から撮れたので貼っておきます。イヌツゲ(たぶん)にいました。体長は約1.7mmです。少しでもサヤを長くするためでしょうか、頭の後ろが窪んでいるようです。

下は別の公園で、ケヤキにいました。体長は約1.8mmです。触角が違うように見えるので別種かもしれません。


投稿日

カテゴリー:

, ,

投稿者:

タグ:

コメント

“ハラビロクロバチ科の一種 Inostemma sp. (その2)” への5件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    えー、そこまでやりますかぁ。クロバチさんにとって、頭とは産卵「鞘の枕」なの?

  2. Hepotaのアバター

    刀枕?
    どういうふうに産卵するのか見てみたいですね。ケヤキの方は、すでに虫コブらしきものができていたので、注意してみたいとおもいます。

  3. kurobachiのアバター
    kurobachi

    ezo-aphidさんからの要請でコメントします.
    イヌツゲのInostemmaはイヌツゲに虫こぶを作るタマバエの寄生蜂でしょう.
    「角」が頭部まで届く種類はInostemma属の中では主流派です。角が短い種類も多いのですが,頭を越える種類は珍品です.

  4. Hepotaのアバター

    kurobachiさん、コメントありがとうございます。
    イヌツゲタマバエが作る虫コブを検索してみてみましたが大きいですね。長い産卵管が必要なのがわかります。なんとか産卵しているところを見てみたいものです。

  5. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    kurobachiさん、新学期の授業や実験でお忙しい中をお出まし戴き、感謝いたします。たかが素人連の右往左往ですが、これで落ち着きますので誠に有難く存じます。
    ciniiのサイトで「タマゴクロバチ科」と検索すると、山岸先生の「農耕地における属構成」が出てきます。49頁の表を見ると、35属のうち21属は日本未記録と、この科の種類はまだまだ未知のものが多く残されてるようです。先生の感想では、「植物上で見られるハチの属は限定的で、トラップで得られる多くの種類は腐植に依存している昆虫に寄生しているものではないか」「落ち葉の上を歩いているような小蜂を探さないと、撮影に新たな属・種には出会えないのでは・・・・」、とのことでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です