長坂蛾庭

カメムシの卵から脱出するタマゴクロバチ科Trissolcus属の一種

近所の公園に植えられているユスラウメの葉にカメムシの卵が複数あるのをしばらく前に見つけました。どうも寄生されているっぽかったので注意していたのですが、昨日一匹寄生蜂が出ていたので、今朝見に行ってみましたら多数出てました。

矢印の部分から出てきます。最初に小さな穴を開け、ふちの部分を細く切り取るようにして、穴を広げるようです。後で気づいたのですが、最初に小さは穴が少し偏った位置に開いてますが、そちらを腹面にして出てくるようです(たぶん)。

以下の5枚が脱出するところです。触角に毛が無いのでメスのようです。

下の2枚は行ったときにはすでに出ていた個体ですが、触角に毛があるのでオスのようです。触角が上のとずいぶん違うようですが…。

カメムシの方はよくわかりませんが、下の幼虫が一匹いました。これじゃわかりませんか…。

投稿した後調べていたらおちゃたてむしさんのブログに似たようなのが載っていたのでリンクしておきます。見てるはずなんですが…。オスとメスの違いは、毛の具合はおいといて、合っているようですね。
おちゃたてむしさと同じように朝(8時頃)でした。それから最後に出てくるのは短時間なのでそのつもりでいないと見逃してしまうかもしれません。1枚目と2枚目の間隔は約20分、そのあとの脱出シーンの間隔は41、15、12、5秒で、2枚目から6枚目まで1分ちょっとです。

おちゃたてむしさんから、中胸楯板に2本の溝があるのでTrissolcus属だと教えていただきましたので、タイトルを修正しておきます。詳しくはこちらのおちゃたてむしさんのブログ内のコメントを参照してください。


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コメント

“カメムシの卵から脱出するタマゴクロバチ科Trissolcus属の一種” への2件のフィードバック

  1. おちゃたてむしのアバター

    こんばんは。
    出てくる様子はそっくりですが、中胸楯板に2本の溝が見えるので、こちらの種の方に近いみたいです。Kurobachi先生にTrissolcus属と教えていただきました。
    http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2010/07/post-2140.html

  2. Hepotaのアバター

    おちゃたてむしさん、こんばんは。
    そちらでしたか。どうも雰囲気しか見てなかったようです。タイトルは修正しておきますね。
    次は産卵するところを撮ってみたいです。

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