長坂蛾庭

Anoecia属の一種

昨日撮影しました。谷戸城趾のすぐ近くのミズキらしき木の葉裏にいたアブラムシです。

ミズキの類いだと思うのですが。

有翅成虫です。

顔のアップです(上とは別個体)。

幼虫でしょうか? 脱皮中のものもいました。

『アブラムシ入門図鑑』で調べて オカボキバラアブラムシ Anoecia fulviabdominalis というのが見つかりましたが 、ネットで調べるとミズキヒラタアブラムシ Anoecia corni というのもいるようです。どちらも一次寄主はミズキ類で、二次寄主はイネ科のようです。ネットで画像検索するとミズキヒラタ〜の方は有翅成虫の腹部に白い帯があるのですが、私が見たものはそれが無いので、オカボの方かと思ったのですが、どうでしょう?


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コメント

Anoecia属の一種” への4件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    現状では、種名を決めるのはとても難問です。Sorin(1999)によれば、日本でミズキを寄主とするAnoeciaは5種いますが、A. corni は載っていません(戦前の記録だけですので、欧州の種名を充てたものだと思います)。国内に不在の証明は難しいので、名前が残されてしまったように思います。
     この有翅虫は、(オカボノキバラとすれば、イネ科の根から飛来して)雄雌を産むモルフと思います。つまりこの幼虫の多くは、卵を産む小型の雌になるはずです。雄にも翅は無いだろうと思いますが、交尾でご確認ください。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、情報ありがとうございます。5種類もいるのですか。それは難しそうですねぇ。
    図鑑にには近似種がどれぐらいいるのかを書いておいて欲しいですね。そうしないと近似種がいない場合にも確定できませんから。
    アブラムシの交尾はまだ見た事が無いので、継続して観察してみますね。もうじきですかね。

  3. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    10日以内でしょうね。2匹の有翅虫の背景に写ってる小型でつやのある2匹が雄、その他のやや大きく粉っぽいのが雌、だろうと思います。ただし、まだ幼虫なのか、成虫なのかは判りません(交尾すれば成虫ですね)。

  4. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、ありがとうございます。近いうちに見に行ってみますね。

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