長坂蛾庭

アオハダネグロキジラミ Petalolyma shibatai Miyatake & Matsumoto, 2008.

北杜市に引っ越してから度々見かけていましたが、高倍率で撮影したのは初めてです。調べましてアオハダネグロキジラミで問題なさそうでした。


■アオハダネグロキジラミ Petalolyma shibatai Miyatake & Matsumoto, 2008.

ネグロキジラミ属は日本から3種記録があるようです。翅脈から判別する方法をキジラミ類の絵解き検索から引用しておきます。

わかりやすいように回転してみましたが、間違いなさそうです。

ネグロキジラミはBABAさんのブログにあります。
虫をデザインしたのはダレ

キバネネグロキジラミはtukikさんのブログにあります。
小さきものたちの世界

翅脈以外のわかりやすい情報をまとめると、

和名 体色 翅の色 場所 ホスト
ネグロキジラミ 茶褐色 透明 本州〜九州(平地) ナナミノキ Ilex chinensis
アオハダネグロキジラミ 透明 本州〜九州(山地) アオハダ Ilex macropoda
キバネネグロキジラミ 黄色み 沖縄、九州 ツゲモチ Ilex goshiensis

アオハダネグロキジラミの幼虫はアオハダにゴールを作るようです。まぁさんのブログにゴールの写真が載ってます。ゴールの名前は日本原色虫えい図鑑にはアオハダハベリオレフシとなっているらしいですが未確認です。
道草食ってみよっ♪

学名はPsyl’listによれば変更されてないみたいです。

【参考文献】
■宮武頼夫・松本浩一・井上広光(2014)キジラミ類(カメムシ目)の絵解き検索.環境アセスメント動物調査手法, 24: 15-59.
■林 成多・宮武頼夫(2012)山陰地方のキジラミ図鑑.ホシザキグリーン財団研究報告特別号, (6): 1-97.
■Psyl’list > アオハダネグロキジラミ Petalolyma shibatai Miyatake & Matsumoto, 2008
■Psyl’list > ネグロキジラミ Petalolyma bicolor (Kuwayama, 1910)
■Psyl’list > キバネネグロキジラミ Petalolyma divisa (Crawford, 1917)


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