長坂蛾庭

ナガケチャタテ Mepleres suzukii (Okamoto, 1910)

近所の公園で見つけました。

キヅタにいたチャタテムシです。

少し調べて、ニセケチャタテ科で、M脈が2つに分かれ、斑紋の濃いのはナガケチャタテとして良さそうです。ツイッターでも吉澤先生に確認していただきました。

調べている途中で不安に思ったのは、おちゃたてむしさんのブログにあるナガケチャタテの斑紋がちょっとおかしくて、APとM脈をつなぐ翅脈があるように見えるのです。これについても吉澤先生から翅脈異常の可能性があるとの意見をいただき、ややすっきりしました。

ただ翅脈異常がたまにあるとなると、同定が難しくなりますね。

【参考文献】
Yoshizawa, K (1996) Taxonomic Study on the Family Pseudocaeciliidae (Psocoptera: Psocomorpha) of Japan : 3. Genera Allocaecilius, Ophiodoperma and Pseudoscottiella

Yoshizawa, K (2000) Redescription of Mepleres suzukii (Okamoto), with Comments on Synonymy among Mepleres, Pseudoscottiella and Meniscopsocus (Psocodea : ‘Psocoptera’ : Pseudocaeciliidae)


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コメント

“ナガケチャタテ Mepleres suzukii (Okamoto, 1910)” への2件のフィードバック

  1. おちゃたてむしのアバター
    おちゃたてむし

    Hepotaさん、こんばんは。ご無沙汰しています。
    以前私もヨツモンホソチャタテで翅脈異常を見ています。
    http://mushi-akashi.cocolog-nifty.com/blog/2017/03/post-c5a3.html
    その記事にもリンクしていますが、ハンマーさんもマダラニセケチャタテで同じような翅脈異常を報告されていました。他の分類群に比べてどうなのかは知りませんが、チャタテ類では翅脈異常が結構多いような気がしています。

  2. Hepota2のアバター
    Hepota2

    おちゃたてむしさん、お久しぶりです。
    翅脈異常が多いとなるとやっかいですね。複数個体を撮るようにするか、両側から撮るようにしたほうが良さそうですね。

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