長坂蛾庭

イタドリオマルアブラムシ

イタドリオアブラムシ(たぶん)です。野辺山(標高1,300mぐらい)でクロウメモドキで見つけました。

■ イタドリオアブラムシ Macchiatiella itadori (Shinji, 1924)

アブラムシ入門図鑑によると一次寄主クロウメモドキと二次寄主イタドリとで寄主転換する系統と周年イタドリで過ごす系統があるらしく、寄主転換する系統は寒冷地においてのようです。クロウメモドキがやや標高の高いところに生えているようなので、それが関係しているのかもしれません。ネットではイタドリにいる写真が多いのもそのせいでしょうか。


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コメント

“イタドリオマルアブラムシ” への2件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    この種名判定は、簡単じゃないので困りますねー。
    日本では、イタドリオマルアブラムシNeolachnaphis itadori Shinji、1924が最初です。その3年後に、クロウメモドキから緑色のAcaudus rhamni,、イタドリから黄色のAcaudus jozankeanusの2新種として記載された後、両者は色彩変異を根拠に同種と処理されました。2006年になって、宗林さんが「新潟県のアブラムシ」で、村上市で採集のクロウメモドキをnew to Japanとして記録しました。この結果が現在の目録(2016)です。takoyaki
     クロウメモドキの有翅虫をイタドリに移して、後世代のモルフを野外のイタドリ個体と比較してみたいですね。

  2. Hepota2のアバター
    Hepota2

    なんだかいろいろ混乱しているのですね。
    「クロウメモドキの有翅虫をイタドリに…」というのは面白そうです。ちょうど庭にクロウメモドキが育ってきていますし、試してみますかねぇ。

コメント内に挿入してもらっていた『takoyaki』は不要になりました。

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