※ この記事の登録日は発見日の7月19日にしましたが、書いたのは8月19日です。
野辺山方面でみつけました。ツノハシバミにいたアブラムシです。
■ カバウスブチアブラムシ Mesocallis pteleae Matsumura, 1919
専門家のだいすけさん( @enyumorihiro )にサンプルを送って同定していただきました。
サンプルを提供いただき、カバウスブチアブラムシMesocallis pteleae Matsumura, 1919と同定しました。先の種と異なり、触角第3節や頭部の先端が黒色である等の点が異なります。日本、韓国、中国のクマシデ属、ハシバミ属、カバノキ属、ハンノキ属などから記録されているようです。
詳しい情報は以下の文献で見ることができました。
Higuchi, H. (1972) A TAXONOMIC STUDY OF THE SUBFAMILY CALLIPTERINAE IN JAPAN (HOMOPTERA : APHIDIDAE). Insecta matsumurana, 35(2), 23-24.
前翅の黒い筋については”anal vein bordered with brown” と書かれていました。でanal veinについて検索したのですが、こちらによれば anal vein はアブラムシには存在しないけどCu2がしばしばanal veinと呼ばれるそうです。
2021年12月10日追記
InfluentialPoints.com様が、私の撮影した写真を使って詳細な記事を作成してくれました。ぜひご覧ください。
Mesocallis pteleae
コメントを残す