5月3日、ウラジロノキでキジラミの幼虫を見つけました。葉にぽつぽつと分散して付いています。ゴールは作らないようです。
5月15日、再訪してみたところちょうど成虫が羽化した直後だったようです。数匹採集してきまして、少し成熟させてから撮影しました。
■ ベニウラジロノキキジラミ Cacopsylla peninsularis (Kwon, 1983)
日本でウラジロノキから記録のあるキジラミは3種で、2種は翅に色がつくため、これはベニウラジロノキキジラミのようです。
形態はベニキジラミに似るらしいのですが、触角先端の2本の毛で識別できるようです。短い方が長い方の1/2より長ければベニウラジロノキキジラミ、短ければベニキジラミ。
学名は、日本昆虫目録では Cacopsylla sorbicoccinea Inoue, 2004 となっていますが、Psyl’listによれば、2017年に C. peninsularis にシノニマイズされたようです。
※ Psyl’listは現在アクセスできなくなってます。