先日5月4日にイタヤカエデでキジラミの幼虫を見つけました。アブラムシも混じってます。
その後継続観察を続けて、成虫が羽化しているのを見つけました。まだテネラルのようです。
採集してきて、次の日に少し色づいたところです。
カエデキジラミともトドキジラミとも違うようです。ネットで少し調べて見ると、マエジロキジラミというのが見つかりました。1908年に桑山茂氏によって記載され、1964年に宮武頼夫先生によってトドキジラミに併合された後、2017年韓国のCho氏によって復活したようです。
井上広光先生にメールで写真を見ていただいたところ、マエジロキジラミで間違いないとの回答をいただきました。ありがとうございました。
その他、カエデ類に付くキジラミのホストの情報を教えていただきました。
- カエデキジラミ ウリハダカエデ(まれにオガラバナ)
- トドキジラミ ハウチワカエデ、コハウチワカエデ
- ジョウザンキジラミ イタヤカエデ
- マエジロキジラミ イタヤカエデ
トドキジラミとジョウザンキジラミはまだ見つけられていないので探してみたいと思います。
関連文献
- Kuwayama1908 日本産木蝨類
- Miyatake1964 A revision of the subfamily Psyllinae from Japan. II (Hemiptera : Psyllidae)
- Cho2017 On the taxonomy of Korean jumping plant-lice (Hemiptera: Psylloidea)
- Psyl’list Cacopsylla albopontis (Kuwayama, 1908)
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