同じく、オオムラサキ自然観察歩道周辺です。
アケビの葉裏にいたコナジラミです。


大きさは約0.65×0.45mmです。
少し探してみましたが、他には見つかりませんでした。
『日本産…』にはアケビにつくのはアケビコナジラミしか載ってません。
Kuwana 1911に、アケビコナジラミは頭とお腹のあたりが茶色いと書いてあるので、それっぽいです。
ワックスはもっと長いようなのですが、伸びている途中ということにしておきましょう。
ー参考文献ー
Kuwana (1911) THE WHITE-FLIES OF JAPAN (Aleyrodes akebiae)
今日も少し見てきました。
オオムラサキ自然観察歩道付近です。
ウグイスカグラとおぼしき葉っぱのうらにいました。


■Aleurolobus ?wunni
大きさは約1.3×0.9mmです。
背面のワックスを除いたところです。

付いてたはっぱです。

ウグイスカグラだと思いましたが…
『日本産…』を見て、ズイナクロかモミジバイチゴのような気がしますが、どちらもスイカズラ科での記録は無いようです。
ー参考文献ー
難しくてよくわかりませんが、いちおうリンクしておきます。
[1] TAKAHASHI, Ryoichi (1954) Aleurolobus of Japan (Aleyrodidae, Homoptera)
[2] TAKAHASHI, Ryoichi (1957) Some Aleyrodidae from Japan (Homoptera)
ー2012年10月13日ー
偶然、ワックスの出方がそっくりなイラストを発見しました。こちらの真ん中より少し後ろにあります。ホストもウグイスカグラと同じLonicera属につくようです。
詳しい文献が見つからないのですが、とりあえず?付きで名前を出しておきます。
カメムシです。

モンキクロカスミカメの幼虫のようです。成虫の写真はネット上にたくさん有るのですが、幼虫の写真がカメムシ掲示板にしか無いので貼っておきます。日本原色カメムシ図鑑に載っていますが、色が少しおかしい気がします。
ふぅ。

前翅長約8mmです。クローバに似た感じですが、ちょっと違うようです。
またまたハマキです。

前翅長は約6mmです。縁毛は豊富なんですが、なんだかスレてるっぽいですね。少し調べてみましたが、よくわかりませんでした。
なんとなくEpinotia属でしょうかねぇ。
オオムラサキ自然観察歩道周辺です。
ハマキ祭り状態です。

これしか写真が撮れませんでした。前翅長は約8.5mmです。モンシロスソモンヒメハマキに似ているような気がするのですが、微妙ですか?
—参考—
みんなで作る日本産蛾類図鑑
オオムラサキ自然観察歩道周辺です。
ヒメハマキです。


■オオサザナミヒメハマキ Hedya inornata
DMJの標本写真と見比べてみましたが、たぶん大丈夫だと思います。中部山地では極めて多いということです。
—参考—
DMJ
富山県産蛾類博物館
オオムラサキ自然観察歩道周辺です。
これもハマキ。

■ニセヒロバキハマキ Minutargyrotoza calvicaput
DMJにはヒロバキハマキに似ていると書かれていますが、ずいぶん違うので、たぶん同定は簡単なのでしょう。やや山地性のようです。
—参考—
みんなで作る日本産蛾類図鑑
DMJ