長坂蛾庭

イスノフシアブラムシ

いつの間にか梅雨入りしてる…。片付けねば…。

5月22日に、シラカシにいたアブラムシです。イスノフシアブラムシのようですが、時期的にはイスノキに移動しているようなのですが、残っている場合もあるのでしょうか?

どういう構造なのかよくわかりませんが、1が触角で、2が眼でしょうか? 

それはそうとミツバチが少ないような気がするのですが大丈夫なのかな…。

—2011年5月31日—
ezo-aphidさんに教えていただきまして、1は触角、2は眼(3個眼, triommatidia)で良いということです。下は別種(マテバシイケクダアブラムシ?)ですが、矢印で示したものがおそらく3個眼ではないかと思います。

ー2011年12月3日ー
青木重幸さんから、イスノフシアブラムシの一部は周年シラカシやアラカシで繁殖しているとの情報をいただきましたので、タイトルを確定しておきました。
この後、2回ほど観察に行きました。下のリンクはその時の記事です。
その2
その3


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コメント

“イスノフシアブラムシ” への8件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    イスノフシアブラムシは、アラカシの記録が多く、シラカシからはあまり知られていないようです。でも、そっくりですね。触角と眼(複眼は欠失して3個眼のみ)は、ご指摘の通りです。
    温暖地のアブラムシでは、定期的に移住する個体群のほかに、二次寄主上で胎生を続ける系統もよく見られます。イスノフシアブラムシでも、関西で両系統がいることがわかっています。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、こんばんは。
    シラカシは、あんまり自信はありません。このまえ教えていただいたシラカシコムネアブラムシがいたのと同じ木です。次ぎにいったときに見直してみます。
    単眼の方が残っていたのですか。動かないのなら、目も触角も不要なのかもしれませんね。
    胎生を続けて生き残れるということは、アリの存在が重要なのかもしれませんね。

  3. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    ちょっと表現が下手くそでした。「3個眼」triommatidiaというのは、普通は複眼の端にくっついて「眼瘤」と呼ばれているもので、複眼が退化したあとの残りもの、みたいなものです。アブラムシ類のうち、特化した種に独特なものかもしれません。
    アブラムシでは単眼は有翅虫だけが持ち、ハエ・ハチ類などと同じく頭背部にありますが、3個はお互いに離れています。

  4. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、すみません。3個眼の意味が分からなかったのですが、3つの単眼のことかと勝手に解釈してしまいました。これまで撮影したアブラムシの画像を見直してみると、たしかに、複眼の後ろにそれらしきものがありました(画像追加しておきました)。

  5. BABAのアバター

    Hepotaさん こんばんは。はじめまして。
    アブラムシの眼瘤を検索してここに辿り着きました。以前より、よく拝見させて頂いております。
    事後連絡で申し訳ございませんがこのページとブログにリンクさせて頂きました。
    不都合あれば教えて下さい。宜しくお願いします。

  6. Hepotaのアバター

    BABAさん、はじめまして。
    リンクはご自由にどうぞ。こちらもリンクさせていただきました。
    私も最近良くそちらのブログを拝見しております。アブラムシをたたくハエとか面白いですよね。
    こちらこそ、よろしくお願いします。

  7. 青木重幸のアバター
    青木重幸

    わたくし2年ほど前は埼玉県の新座市に住んでいましたが、平林寺のまわりのシラカシにイスノフシアブラムシは普通に見られました。ezo-aphidさんのご指摘の通り、このアブラムシの一部はイスノキに戻らず周年シラカシ、アラカシで繁殖します。

  8. Hepotaのアバター

    青木重幸さん、ご教示ありがとうございます。
    やはりイスノフシアブラムシでよさそうですか。タイトルの「?」は削除しておきますね。
    この後9月に見に行ったのですが、ほとんどがマミーになっていました。少しは生き残っていたかもしれませんが、厳しそうです。

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