長坂蛾庭

2012年6月19日

?カモドキバチモドキ Rogas ?drymoniae

カテゴリー: 1.自然観察, ハチ目, 泉ビオトープ, — Hepota2 @ 00:16

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翅脈

背面。単眼の間が黒っぽいですね。



電池が切れたので、今日はここまで。

体長は6月14日に撮影した生きている個体で約6.2mmです。

—2012年6月19日—
ezo-aphidさんより、Rogas drymoniaeの可能性があるというコメントをいただき、タイトルを変更しました。以下に転載しておきます。

Drymonia manleyi (=Phalerodonta manleyi (Leech) オオトビモンシャチホコ)の幼虫から記録のある、Rhogas drymoniae Watanabe、1937 に似てるような。ciniiで「Braconid fauna Japan」を検索すると出てくる、Watanabe(1937)の62頁に原記載があり、図版Ⅱの第5図に雌の背面図があります。これは雄のようですが、雌と形態に大差はないとのことです。
素人にはコマユバチの同定は無理ですが、寄生状況や寄主などの状況証拠から、Rogas ?drymoniae としておいていいのではないでしょうか。
なお、Rhogasのつづりは、原著のRogasというつづりを、後世の人たちが(勝手ながら根拠をもって)修正し、広範に用いられたもののようです。Rhogasの方は、命名ルール上は使えません。

学名で検索すると和名が見つかりました。カモドキバチモドキだそうです。カモドキバチのモドキかな?

—2012年6月20日—
カモドキバチモドキで検索すると、神戸大学昆虫機能学研究室の同窓会誌『なべぶたむし』第8号の42〜47ページに、卒論でカモドキバチモドキを調べられた方の逸話が載っていました。

マミーを沢山採ってくる高次寄生蜂がいろいろ出てくるようなことが書かれていました。「カモドキバチモドキが羽化した後、2週間ぐらい遅れてアシブトコバチが、さらにだいぶ遅れて別のコバチが、その後数週間遅れて小さなコバチが出てくる」。高次寄生蜂も見てみたいですね。

もう一つ、カモドキバチモドキの生態の謎について書かれていました。カモドキバチモドキの成虫は夏には死んでしまうが、その時期オオトビモンシャチホコは土の中で硬い繭を作っているようです。そして寄生率は98%と高い。さて、どこに産卵しているのでしょう? 考えられるのは、(1)別のホストがいる、(2)この繭に産卵する、(3)実は死んでいない、といったところでしょうか。気になりますね。
冬芽は夏頃から作り始められるようなので、そこに産むって言う可能性もあるかなぁ…

7件のコメント »

  1. Drymonia manleyi (=Phalerodonta manleyi (Leech) オオトビモンシャチホコ)の幼虫から記録のある、Rhogas drymoniae Watanabe、1937 に似てるような。ciniiで「Braconid fauna Japan」を検索すると出てくる、Watanabe(1937)の62頁に原記載があり、図版Ⅱの第5図に雌の背面図があります。これは雄のようですが、雌と形態に大差はないとのことです。
    素人にはコマユバチの同定は無理ですが、寄生状況や寄主などの状況証拠から、Rogas ?drymoniae としておいていいのではないでしょうか。
    なお、Rhogasのつづりは、原著のRogasというつづりを、後世の人たちが(勝手ながら根拠をもって)修正し、広範に用いられたもののようです。Rhogasの方は、命名ルール上は使えません。

    コメント by ezo-aphid — 2012年6月19日 @ 06:47

  2. ezo-aphidさん、いつも教えていただきありがとうございます。
    文章はよくわかりませんでしたが、絵は似ているような気がするので、ご指摘の通りタイトルを修正しておきます。
    後で後翅の写真とかを追加しておこうと思います。
    学名で検索したら和名が出ていたのでそれも載せておきました。カモドキバチモドキって…

    コメント by Hepota — 2012年6月19日 @ 09:38

  3. 和名の初出ではないかと、北隆館の大図鑑を見たら、両方の種とも載っていました。Ashmeadさんが1906年に記載した japonicusに、(松村松年さんが)カモドキバチという和名を与えたようです。それに似てるので、このような和名になったのでしょう。ご推測どおり、漢字で書くと「蚊擬蜂・擬」になりますねー。

    コメント by ezo-aphid — 2012年6月19日 @ 18:01

  4. ezo-aphidさん、こんばんは。
    なんでも載ってますね、北隆館の大図鑑。府中だと近くの図書館で見れたんですが…。お金が入ったら考えよう…
    それにしても、よくこんなマイナーな昆虫にまで和名を付けてますね、日本の研究者さま。一般に認知されるようにとの祈りが感じられます。デジカメとかインターネットの普及により、少しはその願いが叶うのでしょうか。
    ハチモドキっていう名前が使われないといいんですが…。

    ハンマーさんとこに、報告しておいた方が良いかな。

    コメント by Hepota — 2012年6月19日 @ 19:14

  5. 旧版でよろしければ、古本屋で3巻セット1万円也、というものもありますが・・・・・・。

    コメント by ezo-aphid — 2012年6月19日 @ 20:38

  6. ezo-aphidさん、情報ありがとうございます。
    第1巻は使えないのでいらないです。第2巻は甲虫ですか。同定不能なものが延々並んでいそうですね。第3巻だけでいいかな。ちょっと探してみます。

    コメント by Hepota — 2012年6月19日 @ 21:17

  7. カモドキバチモドキの生態の謎に関して本文に追加しました。

    コメント by Hepota — 2012年6月21日 @ 01:44

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