長坂蛾庭

クワガタハバチ亜科の一種

なにやら梅雨に戻ったような天気でしたが、今日は晴れ間が見えたので、泉ビオトープを少し見てきました。

ハルニレの葉にいた繭ですが、中にハチらしきものがいます。

こっ、これは…
蛾の蛹に寄生していたハチが羽化してきたのでは?
お持ち帰りけってー

帰ってからみるとすでに脱出していました。

ハバチでした…

さっそく、ニレとハバチで検索するとそっくりな繭が見つかりました。
北海道林業試験場
ニレクワガタハバチ♂ Aproceros leucopoda
これでいっかー
ということで、このハバチ君は一命をとりとめたのでありました。

触角が二股になっているのは、クワガタハバチの♂の特徴です。これが和名の由来になっているのだろうと思います。
リンク先にありますが幼虫の食痕が面白いですね。

空の繭です。

—2012年12月27日—
banbi_faさまより、別種の可能性が高いとの情報をいただきましたので、タイトルを修正しておきました。リンク先のページにも有りますが、ニレクワガタハバチのオスは見つかっていないようです。来年もう少し調べてみます。


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コメント

“クワガタハバチ亜科の一種” への4件のフィードバック

  1. nekocchi1122のアバター

    蛾の蛹はどうなったのでしょう?

  2. Hepotaのアバター

    nekocchi1122さん、こんにちは。
    えーっと、蛾の繭ではなくて、ハバチの繭だったということです。
    葉っぱの裏に繭を作るハバチもいるんですね。

  3. banbi_faのアバター
    banbi_fa

    こんにちは。
    北関東で有機農業を営みながら、ハバチの幼虫飼育をたしなんでいる、
    新種の百姓banbi_faともうします。
    多摩の生き物たちは時々覗かせていただいており、いつも貴殿の観察力、発見力には、刺激を受けております。

    今回、長坂蛾庭に入らせていただき、このページを目にしました。
    実は私も今年同じ蛹を見つけ、雌雄を交尾させ産卵飼育に挑戦しました。
    以前より専門家の指導を受けこの未知の世界をさ迷いながら楽しんでいるのですが、この件に関しては、既知のニレクワガタハバチの生態としてリンクされている論文にもあるように、

    「生態  年4回発生;成虫は雌ばかりで、産雌単為生殖を行なう」とされています。
    つまり、♂がいるということは、別種の可能性が高いとの指導をいただきました。

    今年の飼育は完璧にはいかなかったので、来年再チャレンジの予定でいますが、Hepota様におかれましても、再発見と生態の観察ができますことを期待して、コメントを入れさせていただきました。

  4. Hepotaのアバター

    banbi_faさま、はじめまして。

    ご指摘ありがとうございます。ちゃんと読んでませんでした。タイトルは『クワガタハバチ亜科の一種』と訂正しておきますね。そういえば、幼虫のジグザクの食痕が見当たらなかったので、やはり別種なのかもしれません。来年もう少し調べてみたいと思います。

    私は去年東京から山梨県に引っ越しまして、畑をやったり自然観察をしたりして過ごしています。庭付きの家なので、ハバチの食草を植えて、飼育にチャレンジしたい等と思っています。今後ともいろいろとご指導いただければ幸いです。

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