長坂蛾庭

2017年6月3日

ニガキヒメキジラミ Calophya shinjii Sasaki, 1954

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 23:01

2017年6月5日、元記載が見れたので修正しました。
2017年6月5日、撮り直してきたので写真を追加しましたが、あまり良い写真は撮れませんでした。ニガキ自体が少なく、手の届く範囲に葉っぱが少なく、個体数も少ないのでかなり難しいです。

今日、大深沢川沿いの遊歩道で見つけたキジラミです。

ニガキです。図鑑にはすごく苦いと書いてありましたが、それほどではありませんでした。若い葉だったからか、私の舌がおかしいのか。

この木の葉にキジラミの幼虫が複数見つかりました。アメ状の分泌物を体にまとっています。葉裏にも葉表にもいました。

成虫です。あまりうまく撮影できませんでした。両方共オスっぽいですね。

触角の先端の2本の剛毛が長いのがヒメキジラミの特徴です。

顔を撮りたかったのですが、失敗しました。

新成虫は腹部が緑色なのと大きさから近似種と区別できるようです。

セグロヒメキジラミ(マルアゴヒメキジラミかもしれません)との比較図です。セグロヒメキジラミが翅端まで2mm、ニガキヒメキジラミは3mm。

クロヒメキジラミにも似ていそうですが、翅形が違うので区別できそうです。


成虫写真は「山陰地方のキジラミ図鑑」に載ってます。

ネットでは韓国のサイトにありました。

学名は現時点で変更ないみたいです。

元記載は 進士織平 (1944) 「虫癭と虫癭昆虫」です。国会図書館のデジタルコレクションで見れます。コマ番号236で448ページが見れます。
虫癭と虫癭昆虫
昭和19年、戦時中に出版されたのはスゴイですね。

引用させていただきました。白い部分です。

和名はナナカマドキジラミでホストはナナカマドになってます。体の色が黄色になってますね。

学名の変更は以下の文献で行われたようです。
Sasaki K. 1954 – A list of the known species and their host-plants of the Psyllidae of Japan (Homoptera). Scientific Report of Matsuyama Agricultural College 14: 29-39.

Psyl’listからPDFが見れます。

こちらも引用

ナナカマドはニガキと似ているので、どこかでホストの誤同定と判断されたと思うのですが、検索してもわかりませんでした。保留。

幼虫を採ってきたので、うまく羽化したら標本にしてみようかと思います。

あと、寄生されているっぽい幼虫も採ってきたのですが、なにか出たら報告します。
2017年6月7日: 寄生蜂でました。こちらを御覧ください。

2017年5月29日

サイカチマダラキジラミ Colophorina robinae

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 21:29

近所のサイカチの木で見つけました。

サイカチの葉にサイカチハオレフシというゴールを作り、その中で成長します。
サイカチ自体が珍しいので、このキジラミの情報も少ないです。

ゴールです。

ゴールの中を見ると、若齢幼虫から成虫までいました。

成虫です。

終齢幼虫と若齢幼虫です。

近似種にジャケツイバラキジラミがいますが、Cu脈付近に顕著な褐色紋はないことで区別できるようです。

2011年にEuphalerus属からColophorina属に移動されたようです。
Psyl’list
同属だったジャケツイバラキジラミの方はそのままみたいです。

2017年4月12日

モッコクのトガリキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 11:32

先日、久しぶりに府中に行ってきました。いくつか写真をアップします。

まずは、モッコクにいたトガリキジラミの幼虫です。初めて見ました。

「モッコク トガリキジラミ」で検索するとおちゃたてさんのブログが引っかかりました。この種かもしれませんが成虫は見つかりませんでしたのでわからずじまいです。

成虫が出現するのははもう少し先かな。

近くでモッコクが見られる方はぜひ調べてみましょう。

2016年4月27日

タブトガリキジラミ Trioza machilicola Miyatake, 1968

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 18:23

日本平で撮影たキジラミです。

動き回るのできれいに撮影できませんでした。
幼虫の形態とホストからタブトガリキジラミとして良さそうです。
成虫はタイワントガリキジラミに似ています。

幼虫はタブノキにタブノキハクボミフシという虫えいを作ります。

2016年3月24日

クワキジラミ Anomoneura mori Schwarz, 1896

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 00:34

ご無沙汰しております。

全然撮影には出てませんが、昔撮った写真について調べたのでアップしておきます。


■ クワキジラミ Anomoneura mori Schwarz, 1896

キジラミ類絵解き検索を見ると、「前翅Rs脈は3~4分岐し、M1+2脈と融合する」と書かれており、このような特徴を持つ種はいなさそうです。

またNHMのサイトによると、1属1種っぽいですし、ここを見て同定して問題無さそうです。
Psyl’list

透けて見える腹部の形状から上が♀で下が♂だろうと思います。翅脈の違いは性差かと思ったのですが、調べてみてもわかりませんでした。

なにかわかりましたらお知らせください。

2015年1月9日

キジラミ類(カメムシ目)の絵解き検索

カテゴリー: 1.自然観察, 8. 文献, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 18:31

という文献を入手しました。

 宮武頼夫・松本浩一・井上広光(2014)キジラミ類(カメムシ目)の絵解き検索.環境アセスメント動物調査手法, 24: 15-59.

六本脚から購入できます。
標本と実体顕微鏡があるとかなりの種が同定できそうです。

サンプルとしてコクロキジラミとセンダンコクロキジラミの部分を載せておきます。

みなさん間違ってますよ。

—2015年3月1日追記—
センダンコクロキジラミの原記載が見れました。コクロキジラミについても載っているようです。
Miyatake Y. (1963) A revision of the subfamily Psyllinae from Japan. I (Hemiptera : Psyllidae). Journal of the Faculty of Agriculture, Kyushu University 12(4): 323-357.

2013年10月22日

トゲキジラミ新成虫

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:48

同じく清里で、標高1400mぐらいです。

ダンコウバイの葉にトゲキジラミの成虫とテネラルがいました。羽化殻らしきものが近くにあります。

文献には針葉樹でも越冬するようなことが書かれているので、アカマツで越冬するのかもしれません。そして、ダンコウバイやアブラチャン等が葉を展開し始める頃に移動し、産卵するのだろうと思います。
シロダモに冬に産卵する系統とは、いつか別の種に分化するのかもしれません。

—参考文献—
Miyatake, Y. (1970) Some taxonomical and biological notes on Togepsylla matsumurana KUWAYAMA, Jr. (Hemiptera : Psyllidae). Bulletin of the Osaka Museum of Natural History, 23, 1-10. PDF

シロスジキジラミ Cacopsylla albovenosa (Kuwayama, 1908)

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ — Hepota2 @ 19:07

清里のキープ協会周辺の遊歩道を回ってきました。
標高1400mぐらいです。
ぼちぼち葉を落としている木もありました。

カマツカっぽい木に、派手な模様のキジラミがいました。

■シロスジキジラミ Cacopsylla albovenosa (Kuwayama, 1908)

ついてた木です。

「山陰地方のキジラミ図鑑」で調べてすぐにわかりました。
近似種はいなさそうです。
ズミ・カマツカにつくようです。

下のサイトから原記載論文がダウンロードできますがドイツ語でしょうか?
Psyl’list

4個体ほど採集してきましたので欲しい方は連絡ください。

« 新しい投稿古い投稿 »

Powered by WordPress