長坂蛾庭

2020年10月27日

ヤマグルマコナジラミ Aleuroclava trochodendri Takahashi, 1957

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, コナジラミ, — Hepota2 @ 19:00

ヤマグルマという樹木にヤマグルマコナジラミというのが付くというのはかなり前から知っていたのですが、ヤマグルマはなぜか南方系だと思い込んでいました。ところが去年そうでないことを知り自生地をネットで探していたのですが、身延方面にある篠井山が一番近そうだということで、機会を伺っておりましたが、本日マンをジして行ってまいりました。

何本か登山道はあるらしいのですが、一般的なのは奥山温泉側から登るルートだけのようです。駐車場は標高700mほどで、そこから1,300mあたりまでは植林地帯で、自然観察目的としてはあまり面白みはありません。上の方は広葉樹が生えているのですが、葉っぱに手が届くのはアセビやミヤマシキミばっかりで(たぶん鹿さんの影響)で、やはり自然観察目的としては面白みはありません。

だめかなぁーと思いつつ、山頂一帯の広葉樹林を双眼鏡を見ながら歩いていると1本それらしき木を見つけました。やや急な斜面にあったので(危険というほどでもない)、イヤイヤ見に行ったのですが当たりでした。葉っぱも手の届くところに何枚かあって、めくっているといました!


ヤマグルマコナジラミ Aleuroclava trochodendri Takahashi, 1957

標本を作って見てみましたが、間違いなさそうです。

久しぶりに登った700mは少し大変でしたが、成果が得られてよかったです。

2020年10月22日

ナツツバキのコナジラミがヒメシャラにもついていた

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, コナジラミ — Hepota2 @ 19:00

清里の公園にナツツバキが植えられていて、例のワックスを大量に分泌するAleurolobus sp.が生息しているのですが…
こいつですね。

同じ公園にナツツバキと同属のヒメシャラも植えられていて、その葉におそらく同種と思われるコナジラミがついていました。ワックスの出方が不十分でしたがまだ途中なのではと思っています。

簡単に検鏡してみましたが、おそらく同種だろうと思います。

もう一度行ってワックスが同じように出るのか確かめてこようと思ってます。

2020年10月21日

クリトガリキジラミ幼虫?

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 20:00

清里の標高1,300mぐらいの場所にある公園にコナラが植えられていて、その葉にキジラミの幼虫がついていました。葉に小さなゴールを作っています。

ホストから調べると、クリトガリキジラミが候補として見つかったのですが、幼虫に関する情報がなくてはっきりしません。とりあえあず?付きでアップしておきます。

おそらくこれから羽化して成虫で越冬すると思います。成虫が見れるといいのですが。

クロモジのトゲキジラミTogepsylla matsumurana Kuwayama, 1949

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:01

クロモジでトゲキジラミの成虫が出現していました。
平地ではシロダモで発生するようですが、こちらでは同じクスノキ科のクロモジ、ダンコウバイ、ヤマコウバシなどで発生します。5月ぐらいに産卵、夏は若齢幼虫で過ごし、秋になると成長して羽化するようです。あまり目立たないゴールを作ります。シロダモで発生する系統とはかなり生活様式が異なるようです。


■トゲキジラミTogepsylla matsumurana Kuwayama, 1949

学名は Togepsylla matsumurana として記載され、その後 Hemipteripsylla に移されましたが(Hodkinson 1986)、 また Togepsylla属に戻されたようです(Hodkinson 2009)。

ネットでは多くのサイトが Hemipteripsylla になっているので、ご注意ください。(ワイのところもそうなっていた)

参考:
Psyl’list

スカシホソチャタテ Stenopsocus pygmaeus Enderlein, 1906

カテゴリー: 1.自然観察, チャタテムシ目, — Hepota2 @ 16:00

清里方面で見つけました。美麗チャタテムシです。


■スカシホソチャタテ Stenopsocus pygmaeus Enderlein, 1906

ツイッターに投稿したところ、吉澤先生から種名をご教示いただきました。

ネットで検索してみたのですがあまり情報はなく、以下の検索表しか見つかりませんでした。

富田 康弘・芳賀 和夫 (1992) 日本産チャタテムシ目の目録と検索表 PDF

近似種はいなさそうですね。検索表では前翅長が4.0〜4.5mmとなっており合ってないようですが、今の撮影システムはExifから撮影倍率がわからないので、どこかで間違いがあったのかもしれません。ときどきピントリングが動いていることがあるのでそのせいかも。

分布は、北海道、本州、九州だそうです。

2020年10月13日

イタドリマダラキジラミ Aphalara itadori (Shinji, 1938)

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:00

清里、イタドリの葉で見つけました。


■イタドリマダラキジラミ Aphalara itadori (Shinji, 1938)

ゴールを作るらしいので、次回忘れずに確認したい。

イタドリはシーボルトによってヨーロッパに移入されたが増えすぎて困っており、
その抑制にイタドリマダラキジラミが利用されるとか。

天敵昆虫学研究室

2020年7月30日

モクレンヒゲナガマダラアブラムシ Calaphis magnoliae Essig & Kuwana, 1918

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 19:29

野辺山で見つけました。コブシにいたアブラムシです。


■ モクレンヒゲナガマダラアブラムシ Calaphis magnoliae Essig & Kuwana, 1918

モクレンヒゲナガマダラアブラムシのようです。森津図鑑に有翅虫の写真が載ってました。外観がかなり特徴的でホストも合っているので、たぶん大丈夫でしょう。

森津図鑑および日本昆虫目録ではNeocalaphis属になっていますが、aphid.speciesfile.orgではCalaphis属になっています。状況は確認中です。

2020年7月29日

オオトガリキジラミ Epitrioza mizuhonica Kuwayama, 1910

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 20:00

野辺山方面で見つけたトガリキジラミです。


■ オオトガリキジラミ Epitrioza mizuhonica Kuwayama, 1910

翅脈から無印オオトガリキジラミのようです。日本で記録があるオオトガリキジラミ属は3種で、幼虫はどれもグミ類につきます。ヤマオオトガリキジラミ以前観察しましたね。オオトガリキジラミの幼虫はゴールを作るらしいので来年観察してみたいと思います。

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