長坂蛾庭

2018年11月5日

ウスイロヒラタナガカメムシ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, カメムシ目 その他, — Hepota2 @ 22:00

甘利山の中腹にある椹池付近で撮影しました。
それほど珍しくはないようですが、高倍率で撮影したので載せておきます。

少し前に同種をツイッターに投稿して鶉亀虫さんから教えてもらいました。

2018年10月29日

ケヤマウコギのトガリキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, 植物, , 虫えい — Hepota2 @ 22:00

3週間ぐらい前になりますが、

飯盛山の麓でキジラミが羽化しているのを見つけました。

羽化の様子をGIFアニメーションにしてみました。現地で手持ちで撮影したのですが、20分ほど掛かって大変でした。

よく調べるとウコギのような樹木の実にゴールができていてました。

樹木はウコギに似ていますが少し違うようです。実の付き方からケヤマウコギのようです。ウコギと違って雌雄同株で雌花の脇に雄花がつくようです。

葉っぱです。

枝のトゲです。

枝にもゴールがありました。

羽化した成虫の捕獲には失敗したのですが、これらのゴールをビニール袋に入れて持ち帰ったところ2匹ほど羽化していました。矢印の翅脈はウコギトガリキジラミとはまったく異なっています。

ゴールを1週間ほどおいておいたのですが割れる気配がなくカビが出始めていたので、カッターナイフでカットしてみました。ほとんどが寄生されていましたが、寄生されていなかったものは次々と羽化しだしました。

寄生されていた幼虫です。ピクリとも動かず、少し茶色っぽくなっています。

たぶん寄生されていない幼虫です。動きます。

羽化後少し時間が経過した成虫です。

羽化した成虫とエタノール漬けの幼虫を農研機構の井上広光さんに送って調べてもらい、以下のようなコメントをいただきました。日本未記録種ですがとくに秘密にしなくてもよいという確認を得ましたので、引用しておきます。

成虫はすべて雌でしたが、交尾器が極端に短くはなく、先端がとがることからも、BactericeraではなくTriozaであることが確認できました。
また、幼虫も前翅芽の肩部が前方に張り出さないことからも、Triozaであることがわかります。

極東ロシアから記載され、昨年韓国からも記録された Trioza stackelbergi Loginova, 1967 の可能性が高いです。
プレパラート標本にするなどしてもう少し詳しく見てみますが、今のところ差異が見つかりませんので、本種ということで落ち着くと思います。
日本で見つかるのはこれが初めてです。
和名は「ケヤマウコギトガリキジラミ」としておきましょう。

既知のホストはEleutherococcus (=Acanthopanax) sessiliflorusで、この植物は日本には分布しないのですが、インターネットで画像を調べてみますと、ケヤマウコギに非常に近縁のようです(どちらもヤマウコギ節Cephalopanax;紛らわしいことにヤマウコギはウコギ節Acanthopanax)。

比較的近いうちに正式な報告が出るようですので、出たら追記します。

2018年10月24日

ハカマカイガラムシの一種

カテゴリー: 1.自然観察, カイガラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 22:30

近所の公園で見つけました。

見たかったハカマカイガラムシです。かっこいいですね。クズの葉にいたのですが、関係は不明です。

ツイッターで教えてもらったのですが、ハカマカイガラムシの眼(眼点)は通常触角の付け根にあり、稀に触角と基部が融合している種があるそうです。写真の触角の付け根にワックス覆われていない小さい点があるのですが、そこが眼点だろうと思います。

2018年6月15日

ムツボシキジラミ Cyamophila hexastigma (Horváth, 1899)

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 01:00

5月の半ばにイヌエンジュの葉でキジラミの幼虫を見つけました。
それから観察を続けて成虫を見ることができたのでまとめます。

5月15日、葉っぱの上で見つけました。よく見るキジラミの幼虫とは違って、よく動きます。

5月24日、いろんな場所にいました。

6月5日に見に行くとほとんど羽化して分散した後でした。わずかにテネラルと幼虫が残っていたので、採集してきました。

下の成虫はしばらく経過した6月14日に撮影しました。

■ ムツボシキジラミ Cyamophila hexastigma (Horváth, 1899)

イヌエンジュにはムツボシキジラミがつくのですが、どうやらそれでよさそうですね。

2018年6月6日

バイカウツギコブアブラムシ

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 12:45

〒模様のアブラムシです。ホストもあっていそうだしバイカウツギコブアブラムシで良さそうです。

ついてた植物ですが、ちょうど花が咲いていました。

有翅虫もいました。

2018年6月1日

ヒメグミキジラミ Cacopsylla elaeagnicola (Miyatake, 1963)

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 23:40

ヤマオオトガリキジラミのいたアキグミで小さなキジラミの成虫が複数発生しているのを見つけました。
幼虫がいたのでしょうがヤマオオトガリキジラミの大きな幼虫に気を取られていて気づかなかったようです。


■ ヒメグミキジラミ Cacopsylla elaeagnicola (Miyatake, 1963)

脱皮殻は見つかりました。

グミ類につくキジラミ科は4種ほど日本から記録されているようですが、大きさが小さく触角が短いのでヒメグミキジラミで良さそうです。

関連記事
ヤマオオトガリキジラミ
グミキジラミ

2018年5月25日

ミズキクロスジキジラミ Cacopsylla swidae Inoue, 2004

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 00:20

先日ミズキの葉で見つけました。
以前から探していたのですが、今回はじめて見つけることが出来ました。密度が低いのかもしれません。まだ羽化して時間が経っていないようなので色が薄いかもしれません。


■ ミズキクロスジキジラミ Cacopsylla swidae Inoue, 2004

まだ幼虫も複数見られれました。

本種は以前クロスジキジラミ C. melanoneura と考えられていましたが、別種と判断されて2004年に新種記載されたようです。

和名はおそらく翅脈が黒いところから名付けられたのだと思います。

参考文献:
[1] Inoue H. 2004 – Descriptions of two new species of the genus Cacopsylla (Hemiptera: Psyllidae) in Japan. Esakia 44: 143-152 [144]. PDF

[2] Psyl’list

2018年5月22日

ハコネキジラミ Cacopsylla hakonensis (Kuwayama, 1908)

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 15:33

今年の3月からハコネキジラミの観察をしてきましたのでまとめます。
途中の幼虫はあまり撮影しませんでした。

3月17日、葉が展開しはじめたアケビに集まっていた越冬成虫と、卵です。

4月28日、アケビの葉の上でワックスを出す幼虫です。近所のいろいろな場所でたくさん見られました。

5月10日、終齢幼虫でしょうか。

同日、成虫が出ていました。両方とも♀で、斑紋は変異があるようです。左側の個体の頭に乗っている赤いのはダニです。

■ ハコネキジラミ Cacopsylla hakonensis (Kuwayama, 1908)

学名はInoue2010で、Psylla属からCacopsylla属に移動されているようです。

文献についてはPsyl’listからどうぞ。

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