ひょっとして小さくて見えなかったのでしょうか?
時期を変えて見に行ってみようと思います。
2019年6月11日
2019年5月18日
ウリカエデハクボミフシ?
ヤマナラシの虫えい
ヤマナラシの葉で虫えいを見つけました。
虫えい図鑑に、ヤマナラシハイボケフシとヤマナラシハケフシという名前が載ってますが、詳しくは書かれてませんでした。
なにか情報がありましたらお願いします。
2019年4月13日
キヅタツボミフクレフシ
2018年10月30日
イタヤカエデハツノフシ
2018年10月29日
ケヤマウコギのトガリキジラミ(その1)
3週間ぐらい前になりますが、
羽化の様子をGIFアニメーションにしてみました。現地で手持ちで撮影したのですが、20分ほど掛かって大変でした。
よく調べるとウコギのような樹木の実にゴールができていてました。
樹木はウコギに似ていますが少し違うようです。実の付き方からケヤマウコギのようです。ウコギと違って雌雄同株で雌花の脇に雄花がつくようです。
羽化した成虫の捕獲には失敗したのですが、これらのゴールをビニール袋に入れて持ち帰ったところ2匹ほど羽化していました。矢印の翅脈はウコギトガリキジラミとはまったく異なっています。
ゴールを1週間ほどおいておいたのですが割れる気配がなくカビが出始めていたので、カッターナイフでカットしてみました。ほとんどが寄生されていましたが、寄生されていなかったものは次々と羽化しだしました。
寄生されていた幼虫です。ピクリとも動かず、少し茶色っぽくなっています。
羽化した成虫とエタノール漬けの幼虫を農研機構の井上広光さんに送って調べてもらい、以下のようなコメントをいただきました。日本未記録種ですがとくに秘密にしなくてもよいという確認を得ましたので、引用しておきます。
成虫はすべて雌でしたが、交尾器が極端に短くはなく、先端がとがることからも、BactericeraではなくTriozaであることが確認できました。
また、幼虫も前翅芽の肩部が前方に張り出さないことからも、Triozaであることがわかります。極東ロシアから記載され、昨年韓国からも記録された Trioza stackelbergi Loginova, 1967 の可能性が高いです。
プレパラート標本にするなどしてもう少し詳しく見てみますが、今のところ差異が見つかりませんので、本種ということで落ち着くと思います。
日本で見つかるのはこれが初めてです。
和名は「ケヤマウコギトガリキジラミ」としておきましょう。既知のホストはEleutherococcus (=Acanthopanax) sessiliflorusで、この植物は日本には分布しないのですが、インターネットで画像を調べてみますと、ケヤマウコギに非常に近縁のようです(どちらもヤマウコギ節Cephalopanax;紛らわしいことにヤマウコギはウコギ節Acanthopanax)。
比較的近いうちに正式な報告が出るようですので、出たら追記します。
2018年10月28日
2018年10月16日
ノコンギクメウロコフシ
これも一月遅れで書いてます。
飯盛山に行ってきました。
この時期に行ったのは初めてかもしれません。
下ったところでノギクに少し大きな蕾のようなものがついているのを見つけました。
ノギクの蕾にしてはやけに大きいので、ひょっとして虫えいかと思い写真を撮ってきました。
ツイッターに投稿したところやはり虫えいのようなので、虫えい同好会掲示板に投稿したところ、虫えいに間違いないという回答を得られました。そして虫えいの和名というものは虫えいを識別するためのもので、形成者によらず名付けられ、この形のものは植物の名前+メウロコフシと呼ばれるそうです。
そこで植物の名前を調べるため、1週間ほど後でもう一度行って、詳しく調べてきました。
難しいのですが、こちらのサイトを参考にすると、冠毛が長く、この形の葉っぱで、葉の表面がざらつくのはノコンギクとして良さそうです。
ということで虫えいの和名はノコンギクメウロコフシとしておきます。
いくつか採ってきたのですが、羽化させるのは難しそうな気がします。
形はアーティチョークの蕾に少し似ていますね。虫えいというのは不定形なものという印象を持っていましたが、このように整った形のものもあるのですね。