長坂蛾庭

アオキコナジラミ Aleuroclava(=Aleurotuberculatus) aucubae 幼虫

ヒサカキにいたのは、どうもヒサカキコナジラミのような気がするのですが、アオキのほうを調べればはっきりするかと思い、アオキを探してきました。府中の森公園の北側にアオキがまとまって植えられていて、数枚葉をめくると見つかる程度にいました。大きさが図鑑の情報よりだいぶ小さいみたいで、写真の個体は0.63×0.46mmでした。これから成長するのかもしれませんし…、とりあえず、私的にはこれがアオキコナジラミということにしておきます。


2011年4月10日、東京都府中市、アオキ、0.63×0.46mm
E-410 + 14-54リバース、8倍(16倍相当)、F4.5

下はツツジ科の植物にいたものですが、私的アオキコナジラミと思われます。大きさは0.78mmです。

参考文献:
THE WHITEFLIES (HEMIPTERA: ALEYRODIDAE) OF THE WORLD — 学名
Whitefly Pupa of the World ー 世界のコナジラミの蛹殻
Genus: Aleuroclava Singh — 食草
SOME SPECIES OF ALEYRODIDAE FROM JAPAN (Homoptera) — ナチグロコナジラミ

2011年4月17日修正:
よくわからずに蛹殻という用語を使っていましたが、幼虫に変えました。


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コメント

“アオキコナジラミ Aleuroclava(=Aleurotuberculatus) aucubae 幼虫” への2件のフィードバック

  1. ezo-aphidのアバター
    ezo-aphid

    こんにちわ。
     コナジラミの寄主範囲は、記録で見る限り、植物分類群にまとまりが見られないものが多くあります。そのため、アブラムシ・キジラミと違って、種名検索の手掛かりとしては問題がある種類がありそうです。中にはブドウコナジラミのように、寄主転換みたいなことをするのも・・・・。
     同属の、イヌツゲクビレ・ヒサカキ・アオキコナジラミの判別は難しいですねー。イヌツゲクビレは独特の形と体表の顆粒状表皮で判りやすいのですが・・・。ヒサカキとアオキの蛹の画像を見ると、頭部や管状孔に違いはありますが、この個体変異幅がよくわかりません。が、とりあえずは、Hepotaさんの同定であっているような、という印象です。
    ケヤキの方はどうなっていくのか楽しみしにしています。4齢幼虫(=蛹)の確認法は、ご紹介のHPにもありますが、「裏返して脚が外側に向かって伸びていないこと」のようです。

  2. Hepotaのアバター

    ezo-aphidさん、情報ありがとうございます。
    全体の輪郭の後ろ側が尖っているとアオキかなと思うのですが、もう少し数を集めてみますね。
    記録通りいろいろな樹種にいますが、特にネズミモチ類にはたいてい付いてます。

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