長坂蛾庭

2018年5月18日

ヤマオオトガリキジラミ Epitrioza marginata Miyatake, 1978

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 01:22

少し前にアキグミと思われる樹の葉っぱの裏に初見のキジラミの幼虫を見つけました。以後継続して観察し種名がほぼ判明しました。

4月19日、まだ小さな幼虫を発見。

4月24日、少し大きくなってました。

花の付き方からアキグミではないかと思います。星状毛があるのですが、アキグミでも品種によっては星状毛のものもあるような…。

5月4日

5月15日、終齢です。かなり大きいです。なんかこの周辺の葉っぱに集まってついてました。

5月16日、終齢幼虫です。

5月17日、羽化して1日経過した成虫です。

■ ヤマオオトガリキジラミ Epitrioza marginata Miyatake, 1978

ツイッターに投稿して、専門家のYMiyaさまに見ていただいたので、ヤマオオトガリキジラミにほぼ間違いなさそうです。

日本で記録されているオオトガリキジラミ属3種はどれもアキグミ等につくのですが、幼虫の形や葉の付き方が違うので、簡易的には以下のようにして判別できるようです。オオトガリキジラミ: 幼虫はゴールを作る。サトオオトガリキジラミ: ゴールは作らない、葉の上につく。ヤマオオトガリキジラミ:ゴールは作らない、葉の裏につく。ただし未記載種もいるようなので注意したほうが良さそうです。

成虫での区別方法は前翅Rs脈が翅端から離れて終わり、前翅後縁に茶色い帯があることで他の2種と区別できるようです。

山陰地方のキジラミ図鑑にある学名と大きさが間違っているのでご注意ください。
学名の著者名Kuwayama→Miyatake、大きさ約4mm→約6mm。

― 参考文献 ―
Miyatake Y. 1978 – Notes on the genus Epitrioza of Japan, with descriptions of two new species (Homoptera: Psyllidae). Bulletin of the Osaka Museum of Natural History 31: 93-111. PDF

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