長坂蛾庭

2019年10月27日

エノキのトガリキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:00

エノキの葉にトガリキジラミの幼虫を見つけました。

その後の観察で葉表でも見つけ、葉表にいる方が多いように思いました。

近所ではいろいろな場所で見つかり、甲府でも見つけたのでそれほど局所的に生息しているのではなさそうです。

実はかなり前にも見たことがあるのですが、エノキはフシダニのゴールが大量にできるためあまりチェックしてませんでした。それが今年は気象の影響かフシダニのゴールがほとんど見られません。それでエノキカイガラキジラミのゴールをポツポツ見つけたので秋型を探していたところ、本種を見つけたというしだいであります。

エノキにつくトガリキジラミとしてはエノキトガリキジラミが知られていますがゴールを作るようなので違うようです。またエノキトガリキジラミの近縁種がいるらしいのですが、情報がなくてよくわかりません。

なんとか成虫を得ようと現在観察を続けているところです。

2019年10月6日

ケヤマウコギのトガリキジラミ(その3)

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:00

ケヤマウコギのゴールがポツポツ割れており、トガリキジラミの成虫が出てました。

関連記事: その1その2


Trioza stackelbergi Loginova, 1967

オスとメスですね。

得られた成虫や、持ち帰ったゴールから羽化したサンプルを井上広光先生に送って見ていただいたところ、Trioza stackelbergi Loginova, 1967で間違いないとの返事をいただきました。日本新記録です。いずれどこかで報告されるそうですので楽しみにしたいと思います。
※ 種名の公開許可は得ております。

2019年9月24日

シロスジキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 20:00

野辺山で見つけました。今年の5月に幼虫と新成虫を見ましたが、今回はすっかり成熟した個体です。


■ シロスジキジラミ Cacopsylla albovenosa (Kuwayama, 1908)

このまま成虫で越冬します。

2019年7月31日

ケヤマウコギのトガリキジラミ(その2)

関連記事: その1その3

野辺山です。

ケヤマウコギの状況を見に行ったのですが、なんとすでにゴールが割れていました。2化(以上?)だったようです。まだ実はありませんから、葉っぱや枝にゴールができていました。羽化確認したわけではありませんが、おそらく同種だと思います。

ゴールをいくつか持ち帰って開いて見ましたら、かなりいろいろなステージの幼虫が見られましたので、何化かを調べるのは難しそうです。1枚目は寄生されてます。

その後、いくつかの場所でケヤマウコギの株を見つけましたが、かなり高い確率で寄生されていました。こんな感じで若い枝に大量に寄生されてることが多いです。8月11日撮影。

蕾ができ始めていて寄生蜂がウロウロしてました。

よく調べてみると、キジラミの幼虫がウロウロしてました。寄生蜂は長い産卵管を持つタイプでは無さそうなので、どうやってゴール内のキジラミに産卵するのかと思ってましたが、このタイミングで産卵するのかもしれませんね。

オスの成虫を得たいので、継続して観察する予定です。

2019年6月8日

オモゴキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:00

茅ヶ岳周辺です。

サクラ類にウワミズザクラキジラミの幼虫っぽいのを見つけました。
しかしウワミズザクラでは無いようです。

新成虫です。

ツイッターに投稿したところ、宮武先生からイヌザクラにつくオモゴキジラミではないかとの意見をいただきました。

ホストの確認と成熟した成虫を得るため、3日後の6月11日にもう一度行ってきました。

確かにホストはイヌザクラで良さそうです。

幼虫はほとんど羽化しており、沢山の成虫が見れました。♀の成虫です。かなり大きいです。

■ オモゴキジラミ Psylla omogoensis Miyatake, 1963 ♀

♂の成虫です。

ホストも合っているのでオモゴキジラミとしておきます。

元記載には♂しか載っておらず、ホスト不明になってます。Inoue2010で明らかになったと思うのですが、オープンアクセスでないため見れてません。

参考:
[1] Psyl’list

[2] Miyatake Y. 1963 – A revision of the subfamily Psyllinae from Japan. I (Hemiptera : Psyllidae). Journal of the Faculty of Agriculture, Kyushu University 12(4): 323-357. (PDF)

2019年5月31日

クロリンゴキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:00

清里です。

ズミの葉表でキジラミの幼虫を見つけました。

中央の白い筋が葉脈に沿うようにつき、かなり明細になってます。何匹か付いているのがわかるでしょうか?

ズミにはクロリンゴキジラミとシロスジキジラミがつくようです。
6月6日、成虫が出てました。

■ クロリンゴキジラミ Cacopsylla malivorella (Matsumura, 1915)

クロリンゴキジラミの方でした。

調べていると韓国でクロリンゴキジラミの近似種が記載されているようなので、注意したほうが良いのかもしれません。
On the taxonomy of Korean jumping plant-lice (Hemiptera: Psylloidea)

2019年5月22日

シロスジキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 19:00

清里です。

赤っぽい縁取りのある葉っぱにキジラミの幼虫を見つけました。

6月3日、5月31日に採集してきた幼虫が羽化しました。シロスジキジラミのようです。かなり特徴的なので大丈夫でしょう…

■ シロスジキジラミ Cacopsylla albovenosa (Kuwayama, 1908)

ホストの方は7月29日に行って確認してきました。赤っぽい縁取りは無くなってました。カマツカです。果柄にイボ状の皮目が多いことが特徴的なようです。

追記: 成熟した成虫を見つけたので興味がある方はこちらをご覧ください。

2019年5月20日

ホオジロキジラミ?

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 20:00

ヤブデマリでキジラミを見つけました。

こちらは5月31日に清里で同じようなキジラミを見つけました。ヤブデマリの花のごちゃごちゃしたところにキジラミの幼虫や新成虫がいます。おそらく同種ではないかとおもうのですが。

ヤブデマリにはホオジロキジラミが付くようなのですが、羽化直後は緑色で、成熟すると赤っぽくなるようです。

成熟すると配色がかなり特徴的なので色で判別できそうなのですが、今年は見れませんでした。

来年注意してみたいと思います。

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