長坂蛾庭

2017年4月22日

ニセケチャタテ科の一種

カテゴリー: 1.自然観察, チャタテムシ目, — Hepota2 @ 21:20

先日行った有度山で撮影しました。

樹種は忘れましたが、タブノキとかヤブニッケイだったように思います。その葉裏にチャタテムシがいました。ちょっと撮影に失敗しまして、わかりづらくてすみません。

ツイッターに投稿しましたところざっそう屋さんからナガケチャタテに似ているという情報をいただきました。

調べてみると確かにネット上の写真と似ていましたが、文献[4:670]を見てみると少し翅脈が違うようです。

翅脈が見難かったのでとりあえずトレースしてみました。

よくわからないのですがニセケチャタテ科だとします。文献[3:311]の検索表を見るとM脈が3本に別れておりRsはほとんど屈曲していないので、Phallocaecilius, Heterocaecilius, Pseudocaeciliusのどれかのようです。文献[1:707]にPseudocaecilius属が3種記載されていますが、翅脈が全然違うようです。また文献[2:5]に Heterocaecilius属とPseudocaecilius属が記載されていますが、こちらも翅脈が全然違ようです。

ということで今回も行き詰まりました。



【参考文献】
[1] Yoshizawa, Kazunori (1995) Taxonomic Study on the Family Pseudocaeciliidae (Psocoptera: Psocomorpha) of Japan : 1. Revision of the Genus Pseudocaecilius. Japanese journal of entomology, 63(4), 703-721. PDF(HUSCAP)

[2] Yoshizawa, Kazunori (1996) Taxonomic Study on the Family Pseudocaeciliidae (Psocoptera: Psocomorpha) of Japan : 2. Genera Heterocaecilius and Phallocaecilius. Japanese journal of entomology, 64(1), 3-16.
PDF(HUSCAP)

[3] Yoshizawa, Kazunori (1996) Taxonomic Study on the Family Pseudocaeciliidae (Psocoptera: Psocomorpha) of Japan : 3. Genera Allocaecilius, Ophiodoperma and Pseudoscottiella. Japanese journal of entomology, 64(2), 300-312. PDF(HUSCAP)

[4] Yoshizawa, Kazunori (2000) Redescription of Mepleres suzukii (Okamoto), with Comments on Synonymy among Mepleres, Pseudoscottiella and Meniscopsocus (Psocodea : ‘Psocoptera’ : Pseudocaeciliidae) Entomological science, 3(4), 669-674. PDF(HUSCAP)

2017年4月21日

イタビカズラのムネアブラムシ Reticulaphis foveolatae (Takahashi, 1935)

カテゴリー: 1.自然観察, アブラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 17:34

先日行ってきた静岡県の有度山で見つけました。

イタビカズラに初めて見るムネアブラムシがいたので調べてみました。

ホストですがイタビカズラだと思います。

葉裏に黒い小さな粒が付いていたので拡大すると、ムネアブラムシ族のようでした。

少し採集して持ち帰っていたのですが、今日見ると産仔している個体がいました。黄色っぽいのは幼虫でしょうね。

ネットでいろいろ調べまして、Reticulaphis foveolatae (Takahashi, 1935) で良さそうに思いました。Takahashi1958 [pp.12-13, Reticulaphis fici foveolatae]にイラストが、Yeh&Ko&Hsu2008 [pp. 40-42]に生態写真と標本写真が載っています。まぁ色とか大きさとか図とかしか見てないんですけど。

Takahashi1958によれば、日本では下関、江ノ島、白浜(和歌山県)、河内長野(大阪)で見つかっているようなので、わりと広く分布しているようです。

以下調べた手順を簡単に書いておきます。

イタビカズラの学名は「樹木の葉」ではFicus nipponicaになってますが、YListではFicus sarmentosaになってます。「樹木の葉」はAPG IIIにしたがっているらしいので、かなり最近に変更されたのかもしれません。

APHIDS ON HTE WORLD’S PLANTSでFicus sarmentosaにつくアブラムシを調べます。
このページ
で調べると3種類載っています。そのうちムネアブラムシ族はReticulaphis foveolataeだけです。

Aphid species fileのReticulaphis foveolatae のページを見ると文献が見つかります。

文献はCiNiiで検索すると見つかります。

普通はここで文献が見れないことが多いのですが、今回は運よくオープンアクセスで見ることができました。

【参考文献、WEBサイト】
[1] 林 将之 「樹木の葉」 山と渓谷社
[2] YList
[3] APHIDS ON THE WORLD’S PLANTS
[4] Aphid Species File
[5] CiNii
[6] Takahashi, R. (1958) Thoracaphis and some related new genera of Japan (Aphididae, Homoptera). Insecta Matsumurana, 22(1-2), 7–14. PDF(HUSCAP)
[7] Yeh & Ko & Hsu (2008) Review of the East-Asian genus Reticulaphis (Aphididae: Hormaphidinae), with two new species. Zootaxa, 1782: 34-48. PDF(ZOOTAXA)

2017年4月20日

ヤブニッケイのシロカイガラムシ

カテゴリー: 1.自然観察, カイガラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 23:24

昨日、静岡県の有度山に行ってきました。

ヤブニッケイと思われる葉っぱにシロカイガラムシがいました。

検索するとおちゃたてむしさんのブログが見つかりました。ヤブニッケイシロカイガラムシだそうです。

このことをツイッターに載せたところ、Kaigaramushiさんから以下のご教示をいただいたので転載しておきます。
「これ近年になって日本のヤブニッケイ(?)から同属別種が記載されているので、プレパラート標本を作って慎重に検討しないと断言できないです。」

やはりカイガラムシの同定は慎重に行った方が良さそうです。

2017年4月16日

ツツジグンバイの孵化幼虫?

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 02:28

府中から持ち帰ったツツジの葉っぱに見慣れない虫がついていました。

ツイッターに投稿してみたのですが、ツツジグンバイの孵化幼虫の可能性がありそうでした。
矢印は卵の殻かもしれません。

近所だと継続して調べてみたいですが、こちらでツツジグンバイが見た記憶がないので、難しいかもしれません。どなたかお願いします。

こちらではアセビにつくグンバイムシが普通に見れるので、気が向いたらそっちを調べてみようかと思います。

2017年4月12日

モッコクのトガリキジラミ

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, キジラミ, — Hepota2 @ 11:32

先日、久しぶりに府中に行ってきました。いくつか写真をアップします。

まずは、モッコクにいたトガリキジラミの幼虫です。初めて見ました。

「モッコク トガリキジラミ」で検索するとおちゃたてさんのブログが引っかかりました。この種かもしれませんが成虫は見つかりませんでしたのでわからずじまいです。

成虫が出現するのははもう少し先かな。

近くでモッコクが見られる方はぜひ調べてみましょう。

2017年3月30日

フカヤカタカイガラムシ

カテゴリー: 1.自然観察, カイガラムシ, カメムシ目, — Hepota2 @ 03:02

かなり時間が空いてしまいましたが、無限遠補正系対物レンズを使ったシステムがとりあえず使えるように仕上がったので、試し撮りをしています。

これはキヅタにいたカイガラムシ。

ツイッターに載せたところ、@Kaigaramushi さんより、教えていただきましたのでこちらに転載しておきます。
「体型と寄主植物、肛門板の形状からフカヤカタカイガラムシProtopulvinaria fukayai と思われます。」

肛門板というのは矢じりみたいな形をした部分でしょうか。

2017年3月24日

ハウチワカエデのハマキホソガの巣

カテゴリー: 1.自然観察, チョウ目, — Hepota2 @ 10:56

去年の秋に富士山の北側にある御坂峠というところに行ってきました。
その峠付近にハウチワカエデ(たぶん)がかなりの密度で生えていました。
そしてその葉を巻いている巣を複数見つけました。以前イロハモミジで見たハマキホソガの巣に似ていますが少し違うようです。

ツイッターにこの写真を掲載していたところ、@rnakad_acer氏より以下のようなコメントをいただきましたので、転載しておきます。
「ハマキホソガの古い巣ですね。ハウチワカエデを利用する種類は複数いるので種類まではわからないですが…」

とりあえず、少しだけ進歩。

2016年11月7日

クサイチゴコナジラミかキイチゴコナジラミあたり?

カテゴリー: 1.自然観察, カメムシ目, コナジラミ, — Hepota2 @ 14:55

キイチゴ類についてました。

まだ調べてませんが、ホストから調べるとクサイチゴコナジラミかキイチゴコナジラミあたりかもしれません。

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